この記事の結論
福岡市は事業所のおよそ9割が小売や飲食、サービスの仕事で、新しく商売を始める人も多い街です。ホームページの制作費は地域で大きく変わるわけではなく、依頼先の体制とサイトの中身で決まります。福岡の会社かオンラインの会社かで迷ったら、距離よりも見積もりの中身と、公開後に気軽に頼めるかで比べるのがおすすめです。
目次9の章+よくある質問
結論|福岡の制作会社選びは、距離より「中身」と「公開後」で決める
最初に、要点を3つだけ挙げておきます。
- 費用の目安:少人数の制作会社なら、数十万円台に収まることが多いです。「福岡だから安い」「東京だから高い」ではなく、金額を分けるのは頼む先の体制と、サイトに盛り込む中身です。
- 地元か、オンラインか:天神や博多の会社に会って相談する道も、オンラインで全国から探す道もあります。お店や会社の事情に合うほうを選べば大丈夫です。
- 安さで後悔しないために:別料金になる作業、テンプレートの有無、初稿の形、公開後の直し方、ドメインの名義。この5点を契約の前に聞いておくことです。
福岡市はお店やサービスの仕事がとても多く、新しく店を開く人も多い街です。近くに同じ業種の店があるのが当たり前なので、お客さんは地図や検索で見比べてから足を運びます。ここからは、福岡の事業環境、相場、会社の選び方、見つけてもらう工夫、相談先と補助金の順に書いていきます。書いているのは東京・神保町でホームページを作っている僕らですが、肩入れはできるだけ控えます。
福岡市の事業環境とホームページ事情|お店とサービスの街、開業も多い
福岡市経済観光文化局の「福岡市経済の概況」(令和8年3月)によると、令和3年の経済センサスで市内の民営事業所は74,867、働く人は923,521人です。事業所の89.8%、働く人の90.0%が第3次産業、つまり小売や飲食、サービスの仕事です。業種別では、卸売業・小売業が事業所の26.6%、宿泊業・飲食サービス業が13.0%を占めています。
事業所の99.7%が中小企業(従業者300人未満)で、そのうち小規模事業者(従業者20人以下、商業・サービス業は5人以下)は48,200、全体の64.4%にあたります。福岡都市圏の開業率は令和6年度で4.9%。天神や博多の大きな会社だけでなく、少人数で商売を営む人、これから店を始める人がたくさんいる街だということがわかります。
同じ資料では、令和4年度の市内総生産(名目)は8兆2,351億円で、その90.4%が第3次産業でした。平成23年度と比べると、専門・科学技術、業務支援サービス業をはじめ10の業種が伸びています。士業やコンサルタント、ITなど、「人の知識や技術」を売る仕事が増えているということでもあり、こうした仕事は、ホームページで考え方や実績を確かめてから相談されることの多い仕事です。福岡地域の有効求人倍率は令和6年度で1.20倍。人を採る側も比べられる立場なので、求人票に書ききれない職場の雰囲気を伝える採用ページも、ホームページの大事な役目です。
人の出入りが多いのも福岡の特徴です。市の観光統計では、令和5年の入込観光客数は2,309万人(うち宿泊客576万人)。令和7年に博多港と福岡空港から入国した外国人は約433万人。クルーズ船の観光上陸を除いた国籍・地域別の割合では、韓国が53.7%、台湾が14.3%と、アジアからが9割以上を占めています。
福岡のホームページが担う役割
こうした数字から見えてくる、福岡のホームページの主な役目は次のとおりです。
- お店・飲食・美容:地図や検索で見つけた人が、行く前にメニューや料金、雰囲気、行き方を確かめる場所です。
- 開業したばかりの店や事務所:口コミがまだ少ない時期に、「どんな人が、どんな思いでやっているか」を伝える名刺代わりになります。
- 観光客や外国の方が来る店:はじめて来る人でも迷わないよう、地図や写真、営業時間をわかりやすく見せる必要があります。
- 士業や専門サービス、BtoBの会社:紹介や名刺で知った人が、会社名で検索して、実績や料金の考え方、人柄を確かめに来ます。
福岡のホームページ制作の相場|地元でも東京でも、決め手は体制と中身
「福岡の会社は安い」「東京の会社は高い」という声を聞くこともありますが、制作費のほとんどは作り手の手間賃です。場所によって相場が大きく動くことはなく、金額を左右するのは依頼先の規模や体制、そしてサイトにどこまで盛り込むかです。一般的な目安をまとめると、次のようになります。
| 依頼先 | 費用の目安(一般的なレンジ) |
|---|---|
| 自作(ツール・テンプレート) | 0〜10万円程度 |
| フリーランス | 10万〜50万円程度 |
| 格安・小規模制作会社 | 数十万円台が中心(テンプレート利用かフルオリジナルかで中身は大きく変わる) |
| 中堅制作会社 | 100万〜300万円程度 |
| 大手制作会社・代理店 | 300万〜1,000万円以上 |
表の「数十万円台」は幅が広く、テンプレートに文字と写真を当てはめる作り方なのか、一から設計するのかで、同じ金額でも中身がまったく違います。月額制で初期費用を抑えたプランもありますが、その場合は、何年使うと総額がいくらになるか、やめるときにサイトやドメインを引き継げるかまで確かめておくと安心です。
開業したてで予算が限られているなら、最初はオープンの告知やメニュー、予約の案内を1枚にまとめたLP(ランディングページ)から始め、落ち着いてからページを増やす、という順番もあります。LPについてはLP制作の記事にまとめました。
複数の見積もりを並べるときは、ページ数、デザインの作り方、原稿や写真の担当、スマートフォン対応、公開後の修正の扱いを同じ条件にそろえてから、金額を見比べてください。費用の内訳はホームページ制作費用の相場に、今のサイトを作り直すならホームページのリニューアルに、くわしく書きました。

福岡の制作会社に頼むか、オンラインで全国から探すか
福岡には地元の制作会社があり、オンラインなら東京や大阪を含めて全国の会社にも頼めます。答えはひとつではないので、それぞれに向いている人を並べてみます。
福岡の制作会社が向いている人
- 会って話しながら、じっくり決めていきたい
- 店まで来てもらい、雰囲気を見たうえで提案してほしい
- 天神・博多などの街の感覚や、地元のお客さんの様子を知っている相手がいい
- 何かあったとき、近くの人にすぐ相談したい
オンラインで全国から選ぶのが向いている人
- 料金やデザインの好みで、候補を広く集めたい
- 開業準備や営業で手一杯で、打ち合わせのための移動を減らしたい
- 決めたことを文字で残しておきたい
- 福岡市の外や、離れた地域にも事業所がある
オンラインの会社に頼むなら、街の事情はこちらから伝えるのがコツです。お客さんが来る駅や街、観光客の多さ、近くの競合店。最初にこの3つを話しておけば、福岡に土地勘がない相手でも十分に補えます。地元の会社に頼む場合も、見積もりの範囲と公開後の条件を確かめることは変わりません。近いから安心、とは限らないからです。東京や大阪の事情は東京の記事や大阪の記事にも書いています。
安さで後悔しないために|見積もりのときに聞いておきたい6つのこと
費用は抑えたい。でも、あとから別料金が重なって結局高くついた、という事態は避けたいところです。見積もりをもらう段階で、次の6つを聞いてみてください。
1. 「この金額に入っていない作業は何ですか?」
修正の回数、ページの追加、予約やネット注文の機能、写真の加工。どこからが別料金になるかは、会社によって驚くほど違います。含まれない作業を書き出してもらうと、見積もりどうしを比べやすくなります。追加費用が出やすい作業はホームページ制作の追加費用で詳しく書いています。
2. 「テンプレートを使いますか?」
テンプレートを使えば早く安く仕上がりますが、同じ型のサイトとどうしても雰囲気が似てきます。同業の店が並ぶ街では、見比べられたときに違いが伝わるかどうかが気になるところです。載せたい情報が型に収まるかどうかも、あわせて聞いておきましょう。
3. 「最初のデザインは、どんな形で見られますか?」
最初の案が1枚の画像やラフ(ワイヤーフレーム=配置だけを描いた設計図)で届くのか、スマートフォンで開いて触れる形で届くのか。画像だけだと、画面の大きさによる見え方の違いや、ボタンを押したときの動きがわかりにくく、できあがってから「思っていたのと違う」となりやすくなります。
4. 「公開したあとの修正は、どう頼めますか?」
季節のメニュー、臨時休業、スタッフの募集。公開後に手を入れたくなる場面はたくさんあります。自分で直せる範囲、頼んだときの料金、月額の保守契約が必須かどうかを確かめておくと、あとで困りません。
5. 「ドメインとサーバーは、誰の名義になりますか?」
ドメイン(インターネット上の住所)とサーバーの契約者が制作会社のままだと、ほかの会社に移るときに手続きがややこしくなることがあります。お店や会社の名義で契約できるかを聞いておきましょう。
6. 「開業日に間に合いますか?」
これから店を始めるなら、オープンの日から逆算して、原稿やメニュー、写真をいつまでにそろえるかを決めておきます。内装工事中で店の写真が撮れないときは、仮の写真で公開しておき、あとで差し替える方法もあります。締め切りのある開業ほど、段取りの相談に乗ってくれる相手かどうかが大事です。選び方の全体像は失敗しないホームページ制作会社の選び方に書きました。
福岡で見つけてもらうための集客|「天神・博多×業種」と地図の検索
「福岡 ◯◯」だけで上位を取るのは、市内の同業と正面からぶつかるので大変です。実際には、「天神 美容室」「博多 居酒屋」「薬院 歯医者」のように、街や駅の名前を足して探す人がたくさんいます。うちのお客さんならどの街の名前で探すか、そこから考えるのが近道です。
ホームページに書いておきたいこと
- 最寄りの駅やバス停、出口からの道順と歩く時間
- ビルの中の店なら、ビル名と何階か、入り口の写真
- 街の名前と、提供しているサービスの名前。見出しや本文に無理なく入れれば十分で、地名を並べ立てる必要はありません
- 料金のおおよその目安と、はじめての人からよく聞かれる質問への答え
地図に出る情報と口コミ
Googleビジネスプロフィール(Googleの地図や検索に出る無料の店舗情報)は、お店やクリニックなら必ず手を入れておきたい場所です。店名・住所・電話番号の書き方をホームページとそろえ、営業時間と写真はいつも新しくしておきます。開業したばかりの店ほど、ここと公式サイトの情報が食い違っていないことが安心につながります。開業直後は口コミの数が少なく、ひとつひとつの評価が目立ちがちです。いただいた口コミには丁寧に返事をし、ホームページにはお店の考え方やよくある質問への答えを先に書いておくと、はじめての人の迷いが減ります。やり方はMEO対策の基本に、検索全体の考え方はSEO対策の基本にまとめています。
観光客や外国の方が来る店なら
観光で来る人や外国の方は、地元の人が当たり前に知っていることを知りません。写真の多いメニュー、料金の目安、支払い方法、予約の要否、地図をスマートフォンで見やすくまとめておくだけでも、伝わり方が変わります。外国語のページを用意するかどうかは、実際のお客さんの顔ぶれを見て決め、必要なら制作会社に対応と費用を確かめましょう。飲食店のサイトは飲食店のホームページ、美容室はサロンのホームページにまとめています。
福岡の事業者が相談できる窓口と、県の上乗せ補助
ホームページを頼む前に、商売の方向や予算を誰かと整理したい。そんなときに使える無料の相談先が、福岡にはそろっています。
- 福岡商工会議所の経営相談:福岡市内で事業を営む方が対象で、相談は無料です。オンラインの経営相談窓口もあり、デジタル化やデザイン、補助金の情報についても相談できます。
- 福岡市中小企業サポートセンター:経営全般や税務、IT、創業の相談に、中小企業診断士などが応じてくれます。相談はすべて無料で、予約制です。
- 福岡県よろず支援拠点:国が設置した無料の経営相談所で、IT・WEB・SNSや飲食、広報の相談もできます。オンライン相談のほか、県内各地のテレビ電話や、北九州・久留米・飯塚の専用窓口からも相談できます。
補助金は「国の制度」と「県の上乗せ」をセットで考える
国の制度でまず候補になるのは、小規模事業者持続化補助金です。販路開拓の取り組みの一部として、ホームページの費用が対象になることがあります。申請には商工会議所や商工会の支援が必要で、福岡市の案内では、市内の窓口は福岡商工会議所のほか、早良商工会や志賀商工会の地区もあります。
福岡県独自の制度として、「小規模事業者の賃上げに向けた稼ぐ力強化支援補助金」があります。国の持続化補助金<一般型・通常枠>の第18回・第19回で採択され、補助金の額が確定した小規模事業者に、国の補助対象経費として認められた経費の12分の1を上乗せするものです。上限は通常枠で6万2,500円、受付は令和9年1月31日まで(国の補助金の額の確定後に申請)とされています。
一方で、創業時の支援でもホームページが対象にならない制度はあります。たとえば令和8年度の福岡市新規創業促進補助金は、会社設立の登録免許税が対象です。補助金は年度で中身が変わるので、申請を考えるときは、作る前に福岡商工会議所などの窓口で最新の情報と順番を確かめてください。補助金の全体像はホームページ制作と補助金の記事をご覧ください。
格安HP屋に頼むと|福岡からの依頼もオンラインで完結
最後に、僕ら格安HP屋のことを少しだけ。事務所は東京都千代田区神田神保町で、2020年10月からホームページを作ってきました。打ち合わせはオンラインで行っているので、福岡からのご依頼でも、料金も進み方も変わりません。大事にしているのは、次の3つです。
1. 料金は最初から決まっていて、あとから増えない
新しくホームページを作るなら25万円、作り直し(リニューアル)なら30万円、1枚完結の宣伝用ページ(LP)なら8万円。どれも税込です。ほかにかかるのはサーバーとドメインの実費(年1〜2万円ほど。契約はお客様名義)だけで、追加のご請求はしていません。制作途中の修正は何度でも、追加料金なしで承ります。代金は納品のときに一括でいただき、着手金や分割払いはありません。公開(納品)の前にやめる場合、費用はいただきません。
2. 型に当てはめない、完全オリジナルのデザイン
テンプレートは使わず、一社ずつ、業種やお客様に合わせて一から作ります。天神の美容室と、郊外の工務店と、久留米のクリニックでは、見せ方も言葉づかいも違って当然です。型に合わせて情報を削らないので、その店らしさ、その会社らしさがそのまま伝わります。
3. 初稿から、スマホで触れる動くデザイン
最初のデザインは、画像やラフではなく、実際に動くHTMLでお送りします。パソコンでもスマートフォンでも開いて触れるので、完成に近い形で判断でき、話が早く、行き違いも少なくなります。お客様から特に評価をいただいている点です。福岡と東京で離れていても、URLを開けば、お店のスタッフみんなで同じ画面を見ながら意見を出せます。
福岡からのご依頼の進み方
- フォームやメール(info@kakuyasuhp.com)、お電話(050-3109-3399、平日10:00〜18:00)でご連絡ください。相談も見積もりも無料です。営業の電話をこちらからかけることはありません。
- オンラインで、お店や会社のこと、来てほしいお客さん、サイトで伝えたいことを聞かせてください。
- 原稿や写真がそろったところで制作を始め、動くデザインの初稿をURLでお届けします。
- 初稿を見ながら直していき、納品・公開します。新規なら素材がそろってから最短2週間〜、LPなら最短10営業日が目安です。開業日が決まっている場合は、早めに教えてください。
公開後のお知らせやブログは、WordPressを使ってお客様ご自身で無料で書き換えられます。納品から30日間(リニューアルは60日間)は無償でサポートし、それ以降の修正はその都度お見積りします(文字の差し替えのような簡単なものなら1件1,000円〜が目安)。保守の月額料金は基本0円で、必要なときだけご依頼いただく形です。ご希望があれば、保守管理プラン(月額2万円・税込)もご用意しています。
制作事例には、福岡県久留米市の婦人科クリニック(まえだ婦人科クリニック)のサイトもあります。同じ九州では、熊本県天草市のこども園(もぐし海のこども園)のサイトも作りました。実際のサイトは制作事例で、業種別の見本はデザインイメージで、料金は料金プランでご覧いただけます。
まとめ|福岡でホームページを作るときの5つの要点
最後に、ここまでの話を5つにまとめます。
- 費用は地域より、頼む先の体制と中身で決まる。福岡か東京かではなく、作り方をそろえて見比べる
- 会って決めたいなら福岡の会社、広く探したいならオンライン。お店や会社の事情で選ぶ
- 別料金の作業、テンプレートの有無、初稿の形、公開後の直し方、名義、開業日までの段取りを、見積もりのときに聞く
- 「天神・博多などの街の名前×業種」で探す人に向けて書き、地図の情報とそろえる。観光客や外国の方が来る店は、写真と地図をわかりやすく
- 補助金は国の持続化補助金と県の上乗せをセットで調べ、作る前に窓口で順番を確かめる
格安HP屋は、新規25万円・リニューアル30万円・LP8万円(どれも税込・追加料金なし)で、テンプレートを使わないホームページを作っています。福岡からでもオンラインで、料金も流れも同じです。動く初稿を見ながら、お店のみなさんで相談して決めていただけます。「うちだといくらになる?」という質問だけでもかまいません。お問い合わせからどうぞ。
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