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SNSとホームページの連携で集客を伸ばす|役割の違いと具体的なつなぎ方

公開日 2026.06.18最終更新 2026.06.18読了 約20分
▶ この記事の結論

結論から言えば、SNSとホームページは「どちらを選ぶか」ではなく「役割を分けて連携させる」のが集客の正解です。SNSは人と出会い、興味を持ってもらうための「接点」と「拡散」の場。ホームページは、興味を持った人をしっかり受け止め、信頼と情報を蓄えていく「受け皿」であり「資産」です。この二つは競合ではなく補完関係にあり、つなぎ方を間違えなければ、それぞれの弱点を互いに埋め合ってくれます。本記事では、両者の役割の違いを整理したうえで、相互の導線づくりやフィードの埋め込み、OGP設定といった具体的な連携策、業種ごとの向き不向き、そしてSNSだけに頼ることのリスクと、続けられる現実的な運用までを、中小事業者の目線で順に解説します。

結論:SNSは「接点と拡散」、ホームページは「受け皿と資産」

「SNSとホームページ、どちらに力を入れるべきか」という相談を、私たちは本当によく受けます。その問いへの答えを先にお伝えすると、これは二者択一ではなく、役割の異なる二つの道具を組み合わせる話だ、ということです。どちらが優れているという比較には、あまり意味がありません。

整理のために、それぞれの本質的な役割を一言で表してみます。SNSは「人と出会い、興味を持ってもらう」ための接点であり、その情報を広げる拡散の装置です。一方、ホームページは「興味を持ってくれた人を受け止め、信頼と情報を蓄える」受け皿であり、時間とともに価値が増していく資産です。役割がまったく違うからこそ、対立させるのではなく連携させるのが理にかなっています。

この記事で扱う内容を、最初に地図として示しておきます。

  • 役割の違い:「フロー型」のSNSと「ストック型」のホームページが、それぞれ得意なこと。
  • 連携の具体策:相互の導線、フィードの埋め込み、OGP、プロフィールリンクといったつなぎ方。
  • 業種別の向き不向き:どの媒体が、どんな商売と相性がよいか。
  • SNSだけに頼るリスク:規約・アルゴリズム・アカウント停止という外部依存の危うさ。
  • 続けられる運用:気負わずに回していくための現実的な考え方。

そもそも「なぜホームページという土台が必要なのか」という根本についてはなぜ今ホームページが必要なのかで詳しく述べています。本記事は、その土台を前提に、SNSという接点とどう組み合わせるかに焦点を当てて進めます。

役割の違いを理解する:フロー型のSNS、ストック型のホームページ

連携を考える前に、まずは両者の性質の違いをはっきりさせておきましょう。ここを曖昧にしたまま運用すると、「SNSに会社概要を延々と書き連ねる」「ホームページにその日限りのセール告知だけを載せる」といった、道具の使い方を取り違えた状態に陥りがちです。

両者の違いは、しばしば「フロー型」と「ストック型」という言葉で説明されます。フロー(flow)は「流れ」、ストック(stock)は「蓄積」を意味します。SNSは情報が川のように流れていくフロー型で、投稿は時間とともにタイムラインの下へ押し流され、やがて埋もれます。対してホームページは情報が積み上がっていくストック型で、一度作ったページは消えずに残り、検索などを通じて長く読まれ続けます。童話の「ウサギとカメ」にたとえるなら、瞬発力のあるSNSがウサギ、着実に積み上げるホームページがカメ、というわけです。

主な違いを表で整理します。

観点SNS(接点・拡散)ホームページ(受け皿・資産)
情報の性質フロー型(流れて埋もれる)ストック型(蓄積して残る)
得意なこと新規との出会い・拡散・即時の告知詳細説明・信頼づくり・問い合わせ獲得
情報量少量を小刻みに大量を体系的に
拡散力大きい(シェアで広がる)小さい(自力では広がりにくい)
持続力短い(数日で埋もれる)長い(数年単位で残る)
所有権場所を借りている状態自分が所有する資産
主な集客経路タイムライン・おすすめ表示検索エンジン(SEO)

この表から見えてくるのは、両者の長所と短所がきれいに裏返しの関係になっていることです。SNSは出会いと拡散に強いが情報は流れて消える。ホームページは情報を蓄え信頼を築けるが、自力では人を集めにくい。つまり、SNSの「拡散力」でホームページの「集めにくさ」を補い、ホームページの「蓄積力」でSNSの「流れて消える弱点」を補う。この相互補完こそが、連携の核心です。

もう一つ、見落とされがちな違いに「コミュニケーションの向き」があります。SNSは、いいねやコメント、メッセージといった双方向のやり取りが生まれやすい場です。お客様の生の反応がその場で返ってくるため、関係づくりや距離の近さでは大きな強みを発揮します。一方ホームページは、基本的にこちらから情報を提示する一方向の発信が中心で、その代わり言いたいことを過不足なく、設計した順序どおりに伝えられる強みがあります。にぎやかな立ち話で親しくなるのがSNS、腰を据えて要件を説明するのがホームページ、とイメージするとわかりやすいでしょう。

この「向き」の違いは、何を載せるかの判断にも直結します。お客様の声に即座に応えたい、季節やその日の出来事を軽やかに伝えたい、といった「鮮度」と「対話」が価値になる情報はSNS向きです。逆に、料金やサービス内容のように「正確さ」と「いつでも確認できること」が価値になる情報はホームページ向きです。同じ情報でも、置く場所を取り違えると効果が半減します。

Instagramとホームページを比べて「どちらが上か」と論じる記事を見かけますが、視点としてはあまり生産的ではありません。映える写真で関心を引くのはSNSが得意、その関心を予約や購入に変えるのはホームページが得意。得意分野が違う以上、両方を持って役割分担させるのが最も合理的だ、という理解に立つことが出発点になります。

連携の全体像:SNSで出会い、ホームページで決めてもらう

役割の違いがわかったところで、連携の「型」を示します。難しく考える必要はありません。お客様があなたの商売を知り、信頼し、行動するまでの流れに沿って、SNSとホームページを配置するだけです。

典型的な流れは次のようになります。

  1. 出会う(SNS):タイムラインやおすすめ表示、シェアを通じて、まだあなたを知らない人があなたの投稿に出会う。
  2. 気になる(SNS):何度か投稿を見るうちに「ちょっと気になる」「良さそう」という関心が芽生える。
  3. 詳しく知る(ホームページ):「もっと知りたい」と思った人が、プロフィールのリンクなどからホームページを訪れ、料金・実績・詳細を確認する。
  4. 決める(ホームページ):納得した人が、問い合わせフォームや予約ボタンから具体的な行動を起こす。

この流れを見ると、SNSは「入口」、ホームページは「決断の場」という分担がはっきりします。SNSの中だけで完結させようとすると、肝心の「詳しく知る」「決める」の段階で情報が足りず、関心が冷めてしまいます。逆に、ホームページだけを用意して待っていても、そもそも入口で出会う機会が生まれにくい。両者を一本の線でつなぐことが、取りこぼしを防ぎます。

もう一つ大切なのが、逆向きの流れです。ホームページを訪れた人に「SNSもフォローしてください」と促し、継続的な接点に変える。一度きりの訪問で終わらせず、SNSで関係を保ち続けることで、いざというときに思い出してもらえます。SNS→ホームページ→SNSと循環させるイメージを持つと、施策がつながって見えてきます。次章から、この循環をつくる具体的な手段を一つずつ見ていきます。

連携策(1)相互導線:プロフィールリンクと投稿からの誘導

最も基本的で、かつ最も効果が大きいのが「相互に導線を張る」ことです。特別な技術はいりません。それぞれの場所に、相手への入口を用意するだけです。まずはSNSからホームページへ向かう導線から見ていきます。

プロフィール欄のリンクは最重要の入口

多くのSNSでは、プロフィール(自己紹介)欄に外部リンクを設定できます。ここはあなたのアカウントを見た人が最も訪れる場所であり、ホームページへの一番の入口です。意外と未設定のまま放置されていることが多いので、まずはここにホームページのURLが入っているかを確認してください。

サービスによっては設定できるリンクが一つだけ、という制約があります。その場合、トップページを指定するのが基本ですが、今いちばん見てほしいページ(キャンペーンや予約ページなど)を直接指す手もあります。複数の行き先を見せたいときは、リンクをまとめて一覧表示するサービスを使う方法もありますが、まずは「最も来てほしいページ一つ」を明確に決めるところから始めるとよいでしょう。

投稿のなかでも自然に誘導する

プロフィールに加えて、個々の投稿からも誘導します。SNSによっては本文中のURLがリンクにならない場合があるため、その場合は「詳しくはプロフィールのリンクから」と言葉で案内するのが定番です。ストーリーズのリンク機能が使えるなら、興味を持った瞬間にそのままページへ飛んでもらえます。

ホームページからSNSへも忘れずに

逆向きの導線も同じくらい重要です。ホームページのヘッダーやフッターに、運用中のSNSアイコンを並べておきましょう。サイトを気に入ってくれた人を、フォロワーという継続的な接点に変えられます。導線の要点を整理します。

  • SNSプロフィール → ホームページのURLを必ず設定(最重要の入口)。
  • SNS投稿 → 「プロフィールのリンクから」と案内、またはストーリーズのリンク機能を活用。
  • ホームページ → ヘッダー・フッターに運用中のSNSアイコンを設置。
  • 共通の心得:リンク先は必ずスマートフォンで読みやすいページにしておく。

なお、SNSからの訪問者はほぼ全員がスマートフォンです。誘導先がスマホで見づらければ、その瞬間に離脱されてしまいます。スマホ対応の重要性についてはスマホ対応(モバイルフレンドリー)の重要性で詳しく解説しています。

連携策(2)フィード埋め込みとOGP:見た目とシェアの最適化

導線づくりに慣れてきたら、もう一歩進んだ連携策に取り組みます。ここでは「ホームページにSNSを取り込む」方法と、「SNSでシェアされたときの見え方を整える」方法を扱います。少し専門的に聞こえますが、考え方を押さえれば難しくありません。

ホームページにSNSフィードを埋め込む

多くのSNSは、自分の投稿一覧(フィード)をホームページの一角に表示する仕組みを提供しています。これを使うと、サイトを訪れた人に最新の投稿が自動で表示され、「今も活発に活動している」という鮮度と安心感を伝えられます。更新が止まって見えるサイトより、直近の様子が見えるサイトのほうが、訪問者は活気を感じるものです。

ただし注意点もあります。外部サービスの読み込みが増えるため、貼りすぎるとページの表示が重くなりがちです。表示の遅さは離脱や検索評価の面で不利になり得ます。埋め込みは要所に絞り、表示速度への配慮を忘れないようにしましょう。

OGP設定でシェア時の見た目を整える

もう一つ知っておきたいのが「OGP」です。OGPとは、ホームページのページがSNSでシェアされたときに、タイトル・説明文・サムネイル画像をきれいに表示させるための設定のことです。OGPが整っていないと、シェアされた投稿にURLの文字列だけが寂しく並んだり、意図しない画像が表示されたりして、クリックされにくくなります。

逆にOGPを適切に設定しておけば、シェアされるたびに魅力的な見出しとアイキャッチ画像が表示され、それ自体が小さな広告のように機能します。誰かがあなたのページを善意でシェアしてくれたとき、その効果を最大化できるかどうかは、この設定にかかっています。二つの施策の要点をまとめます。

施策何のためか注意点
SNSフィード埋め込みサイト訪問者に鮮度と活気を伝え、フォローへ誘導貼りすぎると表示が重くなる。要所に絞る
OGP設定シェア時にタイトル・画像をきれいに見せ、クリックを促す設定漏れだとURL文字列だけの寂しい表示に

あわせて、もう一つの小さな工夫として「シェアボタンの設置」も挙げておきます。コラム記事やお知らせのページに、SNSへ共有するボタンを置いておくと、読んで良いと感じた人がワンタップで自分のフォロワーに広めてくれます。OGPが整っていれば、そのシェアは魅力的な見た目で拡散されます。「良い情報を載せる」「シェアしやすくする」「シェアされたとき見栄えがする」——この三つがそろって初めて、ホームページの情報がSNS上で自然に広がっていく流れができます。

これらの設定は専門的な部分を含むため、制作を依頼する際に「OGPやSNS連携も対応しているか」を確認しておくと安心です。私たち格安HP屋では、こうした基本的なSNS連携の下準備も標準の範囲で対応しています。

業種別の向き不向き:自社に合う媒体を見極める

SNSと一口に言っても、その性格は媒体ごとに大きく異なります。すべてを運用する必要はなく、自社のお客様が多くいる場所を選ぶのが鉄則です。ここでは主要な媒体の特徴と、相性のよい業種の傾向を整理します。なお、利用者数などはおおよその目安としてご覧ください。

媒体主な特徴相性がよい傾向の業種
Instagram写真・動画が中心。視覚的な魅力を伝えやすい飲食店・美容室・サロン・ファッション・雑貨など見栄えする業種
X(旧Twitter)短文・リアルタイム性・拡散力が高い情報発信型・話題性のある商材・イベント告知
Facebook実名中心でややフォーマル。30〜40代に強いBtoB・士業・不動産など信頼重視の業種
LINE国内利用者が非常に多い。開封率が高いリピーター重視の店舗・予約業・地域密着サービス
TikTok短い動画。若年層に強く、小規模でも拡散しうる若年層向け商材・飲食・美容・エンタメ
YouTube長尺動画も可能。じっくり説明・ブランディング向き解説が価値になる業種・採用・専門サービス全般

表を眺めるときの考え方を補足します。大切なのは「流行っているから」ではなく「自社の客層がどこにいるか」「自社の魅力がどの形式で伝わるか」で選ぶことです。たとえば、美しい料理や内装が強みの飲食店は写真が映えるInstagramと好相性ですが、この業種特有の連携の勘所は飲食店のホームページ制作で押さえるべきポイントでも触れています。美容室やサロンも施術前後の写真やスタイルの世界観を見せやすく、美容室・サロンのホームページ制作とあわせて考えると効果的です。

一方で、図面や技術力で勝負する製造業やBtoBの商材は、写真一枚で魅力を伝えるのが難しく、視覚重視のSNSとは相性が必ずしもよくありません。こうした業種は、無理にSNSの拡散を狙うより、検索で見つけてもらうホームページのほうが本領を発揮します。SNSの拡散だけに集客を委ねにくい業種があるという点は、率直に知っておくべきことです。

媒体を選ぶときは、次のような問いを自分に投げかけてみると判断しやすくなります。第一に、自社のお客様はどの年代が中心か。若年層中心ならTikTokやInstagram、幅広い年代や年配層まで届けたいならLINEやFacebookが候補になります。第二に、自社の魅力は「見た目」で伝わるか、「説明」で伝わるか。見た目で伝わるなら写真・動画系、説明で伝わるなら検索を軸にしたホームページとの組み合わせが効きます。第三に、新規客を増やしたいのか、既存客との関係を深めたいのか。新規開拓なら拡散力のある媒体、リピーター育成ならLINEのような関係維持に強い媒体が向きます。

注意したいのは、SNSにも「向き不向き」が業種ごとにある一方で、ホームページはほぼすべての業種に有効だという点です。BtoCでもBtoBでも、店舗でも士業でも、検索から見込み客と出会い、詳細を伝えて信頼を築く役割は共通して必要だからです。だからこそ、SNSは自社に合うものを選んで取り入れ、ホームページは業種を問わず土台として持っておく、という組み合わせが基本になります。

媒体選びで失敗しがちなのは、「全部やらなければ」と手を広げて、どれも更新が止まってしまうパターンです。最初は一つか二つに絞り、自社の客層と魅力に合った媒体を丁寧に育てる。手が回るようになってから広げる。これが息切れしない現実的な進め方です。

SNSだけに頼るリスク(1):規約・アルゴリズム・アカウント停止

ここで、あえて慎重な話をします。「SNSが好調だから、ホームページはいらないのでは」という考えは、一見合理的に見えて、実は見過ごせないリスクを抱えています。SNSの集客が伸びているときほど、このリスクから目をそらしがちです。

最大の論点は、SNSのアカウントは「自分の所有物ではなく、場所を借りている状態」だということです。土地を借りて商売をしているのに近く、地主(運営会社)の方針が変われば、こちらの都合とは関係なく状況が一変します。具体的には、次のようなリスクがあります。

  • アルゴリズムの変更:「どの投稿を、誰に、どれだけ見せるか」を決める仕組みは、運営の都合で頻繁に変わります。昨日まで多くの人に届いていた投稿が、今日から急に表示されなくなることは珍しくありません。
  • アカウントの停止・凍結:意図しない規約違反や、悪意ある通報、システムの誤判定などで、ある日突然アカウントが使えなくなる可能性はゼロではありません。停止されれば、長年かけて積み上げたフォロワーや投稿が一瞬で失われかねません。
  • 規約そのものの変更:利用規約や使える機能は運営側が随時変更します。これまで当たり前にできていたことが、突然制限されることもあります。
  • 媒体自体の盛衰:今人気のSNSが、数年後も同じ勢いとは限りません。サービスが下火になったり終了したりすれば、そこに集中投資していたほど打撃は大きくなります。

これらに共通するのは、「自分ではコントロールできない外部要因に、商売の生命線を預けている」という構造的な危うさです。SNSを活用すること自体は良いことですが、そこ「だけ」に集客を依存させるのは、足場を他人に握られた状態だと認識しておく必要があります。

SNSだけに頼るリスク(2):信頼性・情報の蓄積・検索という弱点

外部依存のリスクに加えて、SNSには構造上どうしても担いきれない役割があります。これらはSNSの欠陥というより、ホームページとの役割分担で補うべき部分です。

公式情報源としての信頼性

初めて取引する相手や、少し高額な商品・サービスを検討するとき、人はその会社の「公式な顔」を確認したくなります。ホームページが見当たらない、あるいは情報が古く簡素だと、「この会社は大丈夫だろうか」という不安が生まれます。SNSアカウントだけでは、この公式な信用証明の役割を十分に果たしきれません。特にBtoBや高額商材では、この差が成約を左右します。

情報を整理して蓄える機能

料金体系の詳細、サービスの利用条件、会社概要、沿革、プライバシーポリシー——こうした「整理して網羅すべき情報」を、流れて消えるSNSですべて分かりやすく提供するのは現実的に困難です。お客様が「あの情報をもう一度見たい」と思ったとき、すぐにたどり着ける場所があるかどうかは、ストック型のホームページがあるかどうかにかかっています。

検索からの安定した出会い

「地域名+業種」のように、明確なニーズを持って検索する人は、すでに購入意欲の高い見込み客です。ところが、SNSの投稿は検索エンジンでほとんど評価されません。この「自ら探しに来てくれる人」と出会う機会を、SNSだけでは取りこぼしてしまいます。検索からの集客はホームページの独壇場であり、その仕組みはSEO対策の基本で詳しく解説しています。

整理すると、SNSが苦手とする「信頼性・情報の蓄積・検索」を、ホームページがちょうど埋めてくれる関係になっています。だからこそ、両者は競合ではなく補完なのです。SNSの瞬発力と、ホームページの土台。この二本柱があって初めて、集客は安定します。

続けられる運用:気負わず回すための現実的な考え方

連携の設計が理想的でも、運用が続かなければ意味がありません。実際、多くの事業者がぶつかる最大の壁は、技術ではなく「続けられない」ことです。ここでは、無理なく回していくための現実的な考え方をお伝えします。

完璧より継続を優先する

SNS運用でつまずく典型は、「毎日更新しなければ」「映える投稿でなければ」と気負いすぎて、かえって手が止まることです。更新が途切れた華やかなアカウントより、ペースは控えめでも続いているアカウントのほうが、信頼につながります。まずは「週に一度は何か投稿する」程度の、自分が確実に守れるペースから始めるのが賢明です。

ネタは「ひねり出す」より「再利用する」

毎回ゼロから特別なネタを考えると、すぐに枯渇します。発想を変えて、既にある素材を使い回すのがコツです。

  • ホームページに書いたお知らせやコラムを、要点だけ抜き出してSNSにも投稿する。
  • お客様からよく聞かれる質問を、一つずつ投稿のネタにする。
  • 日々の仕事の一場面(仕込み、施工、制作風景など)を撮りためておく。
  • 季節の話題や、入荷・新メニューといった日常の変化を淡々と伝える。

とくに一つ目は、フロー型のSNSとストック型のホームページをつなぐうえで理想的です。ホームページに資産として残しつつ、その告知をSNSで拡散する。一つの労力が二つの場所で生き、しかも両者の連携にもなる、一石三鳥のやり方です。

担当者一人に依存させない

運用を特定の一人に任せきりにすると、その人が忙しくなったり退職したりした途端、すべてが止まります。投稿の方針や使う素材を簡単にでも共有し、複数人で回せる仕組みにしておくと、属人化による停止を防げます。SNSは個人のセンスに左右されやすい面があるからこそ、無理のない仕組み化が長続きの鍵になります。

まとめ:二者択一ではなく、役割分担で集客を安定させる

ここまで見てきたことを、最後に整理します。SNSとホームページは、どちらかを選ぶものではなく、役割を分けて連携させるものでした。SNSは人と出会い興味を持ってもらう「接点と拡散」、ホームページはその人を受け止め信頼と情報を蓄える「受け皿と資産」。両者の長所と短所は裏返しの関係にあり、組み合わせることで互いの弱点を補い合います。

連携の要点を振り返ります。

  • 相互導線:SNSのプロフィールにホームページのURLを、ホームページにSNSアイコンを。
  • 埋め込みとOGP:フィード埋め込みで鮮度を、OGP設定でシェア時の見栄えを整える。
  • 媒体選び:流行ではなく、自社の客層と魅力に合う媒体を一つか二つ、丁寧に。
  • リスク認識:SNSだけに頼ると、規約・アルゴリズム・停止という外部依存の危うさが残る。
  • 運用:完璧より継続。既存素材を再利用し、一人に依存させない。

大切なのは、流れて消えるSNSの瞬発力を、流さず蓄えるホームページの土台で受け止めるという発想です。SNSが好調なときほど、その成果を確実に資産へ変えていく仕組み——つまりホームページという受け皿——を整えておくことが、長く安定した集客につながります。

最後に、私たち格安HP屋の考え方をお伝えします。私たちは東京都千代田区神保町を拠点に、2020年の創業以来、全国対応でホームページ制作を行っています。SNSとの連携を見据えたホームページは、派手な機能で勝負するものではなく、SNSで出会った人を確実に受け止め、信頼へ変える静かな土台であるべきだと考えています。だからこそ、スマートフォンで見やすい設計や、シェアされたときに見栄えするOGPの下準備、SNSアイコンの設置といった基本的な連携の備えは、すべて標準の範囲で対応しています。

料金は税込・追加料金なし・修正無制限で、ホームページ新規制作25万円、リニューアル30万円、ランディングページ8万円です。サイトの公開にはサーバーとドメインが必要ですが、これらは実費(一般的に年1〜2万円程度)でご案内しています。お問い合わせから最短2週間で公開が可能です。ご相談はメール(info@kakuyasuhp.com)で承っております(電話受付は行っておりません)。「SNSは頑張っているのに、受け皿がなくて取りこぼしている気がする」——そんな手応えがあるなら、まずはSNSで出会った人をきちんと迎えられる土台づくりから始めてみてください。

FAQよくあるご質問

結局、SNSとホームページはどちらを優先して始めるべきですか。
どちらか一方に絞る必要はありませんが、優先順位をつけるなら「最初に整えるべきはホームページ」というのが私たちの考えです。理由は、ホームページが他のすべての施策の「受け皿」になるからです。SNSで興味を持ってもらっても、詳しい情報を見せて問い合わせや予約につなげる場所がなければ、せっかくの関心が行き場を失います。まずは受け皿としてのホームページを用意し、そこへ流し込む接点としてSNSを運用する、という順番が無理がありません。ただし業種や状況によっては、SNSで反応を見ながら並行して進める形もあり、絶対の正解が一つあるわけではありません。
SNSがあれば、ホームページは作らなくてもよいのではないですか。
一時的な集客なら回る場合もありますが、長期的にはおすすめしません。SNSは情報が次々と流れ去る「フロー型」で、過去の投稿を後から探すのは困難です。また、料金体系やサービスの詳細、会社概要、プライバシーポリシーといった「整理して見せるべき情報」を網羅するのにも向いていません。さらに、アカウントが運営の判断で停止されたり、アルゴリズムが変わって投稿が届かなくなったりするリスクは常にあります。ホームページは自分が所有する資産であり、こうした外部の都合に左右されにくい「土台」になります。
SNSは複数のアカウントを運用したほうがよいですか。
数を増やすことが目的化すると、どれも中途半端になりがちです。まずは自社のお客様が多くいる媒体を一つか二つに絞り、そこを丁寧に育てるほうが現実的です。たとえば視覚的な魅力が伝わりやすい業種ならInstagram、地域のリピーターとの関係を深めたいならLINE、というように、目的と客層から選びます。手が回るようになってから少しずつ広げるのが、息切れしない進め方です。本文の業種別の向き不向きの表も参考にしてください。
ホームページにSNSのフィードを埋め込むと、何かよいことがありますか。
主に二つの効果があります。一つは、サイトを訪れた人に「最近も活動している」という鮮度や安心感を伝えられること。更新が止まって見えるサイトより、直近の投稿が並んでいるほうが、訪問者は活気を感じます。もう一つは、サイト訪問者をSNSのフォローへ誘導し、継続的な接点をつくれることです。ただし、外部の読み込みが増えて表示が重くなる場合があるため、貼りすぎず、表示速度に配慮することが大切です。
SNSからホームページへ、どうやって人を誘導すればよいですか。
基本は「プロフィール欄のリンク」と「各投稿からの導線」の二段構えです。多くのSNSではプロフィール(自己紹介)欄にホームページのURLを設定でき、ここは最も見られる入口になります。加えて、投稿の中で「詳しくはプロフィールのリンクから」と案内したり、ストーリーズのリンク機能を使ったりして、興味を持った瞬間に詳細ページへ進めるようにします。リンク先は必ずスマートフォンで見やすいページにしておくことが前提です。
投稿のネタが続かず、運用が止まってしまいます。どうすればよいですか。
多くの事業者が同じ悩みを抱えています。続けるコツは「毎日更新しよう」と気負わないことと、ネタを仕組み化することです。たとえばホームページに書いたお知らせやコラムをSNSにも分けて投稿する、よくある質問への回答を一つずつ投稿にする、日々の仕事の一場面を撮っておく、といった具合に、特別なネタを毎回ひねり出すのではなく、既にある素材を再利用する発想にすると負担が減ります。完璧を目指さず、続けられるペースを優先しましょう。
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