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お問い合わせを増やすホームページの作り方|「来ない原因」の切り分けから改善まで

公開日 2026.06.18最終更新 2026.06.18読了 約20分
▶ この記事の結論

結論から言えば、ホームページの問い合わせ数は「アクセス数 × 問い合わせ率(CVR)」で決まり、問い合わせが来ないときは、まず「そもそも見られていないのか」「見られても動いてもらえないのか」を切り分けることが出発点になります。この切り分けを飛ばして、やみくもにデザインを変えたり広告を足したりしても、的外れな手間が増えるだけです。本記事では、問い合わせが来ない原因の見分け方から、導線とCTAの設計、フォームの最適化、安心要素・実績・FAQの整え方、フォーム以外の接点づくり、そして集客(SEO・MEO・広告)との関係や計測の進め方までを、中小事業者の方が今日から手を動かせるよう、順を追って具体的に解説します。

結論:問い合わせは「アクセス × 問い合わせ率」で決まる

まず結論からお伝えします。ホームページの問い合わせ数は、たった一つのシンプルな式で説明できます。「問い合わせ数 = アクセス数 × 問い合わせ率(CVR)」です。問い合わせが来ないとき、原因は必ずこのどちらか、あるいは両方にあります。すなわち「そもそも見に来てもらえていない」か、「見に来てもらえても問い合わせという行動に至っていない」かのいずれかです。

この式を意識せずに改善を始めると、多くの事業者が遠回りをします。たとえばアクセスがほとんどないのにデザインばかり作り直したり、逆に十分なアクセスがあるのに広告費を上乗せしたりと、原因と違う場所に手を入れてしまうのです。だからこそ、最初にやるべきは「自社はどちらでつまずいているのか」を見極めること。この切り分けさえできれば、打ち手は自然と絞り込まれます。

もう一つ、安心していただきたいことがあります。問い合わせを増やすために、必ずしも大がかりなリニューアルや高額な広告が要るわけではありません。多くの場合、すでにあるサイトの「導線」「言葉」「フォーム」を整えるだけで、同じアクセス数のまま問い合わせは増やせます。お金をかける前に、できることがたくさんあるのです。本記事は、その「お金をかけずにできること」から順に解説していきます。

この記事の流れは次のとおりです。(1)来ない原因の切り分け、(2)見られていない場合の集客(SEO・MEO・広告)、(3)見られても動かない場合の改善——導線・CTA・フォーム・安心要素・実績・FAQ、(4)フォーム以外の接点、(5)計測と改善の回し方。最後まで読めば、自社の問い合わせがどこで止まっているのかを特定し、優先順位をつけて手を動かせるようになります。

問い合わせを増やす第一歩は、新しい施策を足すことではなく、「今どこで止まっているか」を正しく知ることです。原因の特定を飛ばした改善は、たいてい空振りに終わります。

まず原因を切り分ける:見られていない/見られても動かない

問い合わせが来ない原因は、突き詰めると二つに大別されます。「集客の問題(そもそも見られていない)」と、「接客の問題(見られても動いてもらえない)」です。この二つは打ち手がまったく異なるため、混同したまま改善を始めると効果が出ません。まずは自社がどちらなのかを判定しましょう。

問題のタイプ症状主な打ち手
集客の問題そもそもアクセスが少ないSEO・MEO・広告で流入を増やす
接客の問題アクセスはあるが問い合わせに至らない導線・CTA・フォーム・安心要素を整える

判定はアクセス数を見るだけでできる

切り分けは難しくありません。GA4(Googleアナリティクス)やサーチコンソールで、月間のアクセス数(セッション数)を確認するだけです。これらは無料で導入でき、まだ入れていなければ最初に設定しておくべき計測の土台になります。見るべきは「どれくらいの人が訪れているか」という一点です。

判定のおおまかな目安は次のとおりです。月数十〜数百セッション程度しかなければ「集客の問題」が優先で、まずは見てもらう人を増やす段階です。一方、月数千セッション以上あるのに問い合わせがほぼゼロなら「接客の問題」が濃厚で、サイト内で取りこぼしている可能性が高い。もちろん両方に課題があることもありますが、まずはボトルネックの大きいほうから着手します。

必要なアクセス数は目標から逆算できる

「どれくらいアクセスがあれば十分か」は、目標から逆算すると見えてきます。たとえば月10件の問い合わせがほしくて、問い合わせ率が1%なら、月1,000人の訪問が必要という計算です。問い合わせ率の業界別の一般的な目安は、BtoB(企業向け)でおよそ1〜3%程度、BtoC(消費者向け)で2〜5%程度、全体平均で3%前後とされます。この目安と自社の数字を照らせば、「アクセスを増やすべきか」「率を上げるべきか」が判断しやすくなります。

逆に言えば、問い合わせ率が0.5%を下回るような場合は、アクセス数の多寡にかかわらず、導線やフォームに深刻な課題が隠れているサインです。集客に走る前に、まずサイト内の取りこぼしを疑ってください。次章以降では、集客側と接客側、それぞれの具体策を順に見ていきます。

「見られていない」場合:SEO・MEO・広告で流入を増やす

アクセスが足りていないと判定されたなら、見てもらう人を増やす段階です。流入を増やす方法は大きく三つ——SEO(検索からの自然流入)・MEO(地図検索)・広告です。それぞれ得意分野とコスト感が異なるので、自社の業種や予算に合わせて組み合わせます。

手段向いているケース特徴
SEO継続的に見込み客を集めたい費用は抑えやすいが成果まで時間がかかる
MEO店舗・地域密着のビジネス「地域名+業種」の検索に強く効果が出やすい
広告すぐに流入がほしい即効性が高いが費用が継続的にかかる

SEO:お客様が実際に使う言葉で対策する

SEOは、検索結果からの自然な流入を増やす取り組みです。中小事業者がまず押さえるべきは、「お客様が実際に検索する言葉」をページのタイトルや本文に含めること。専門用語や社内用語ではなく、悩んでいる人が打ち込む言葉を想像します。あわせて、「相場」「比較」「選び方」「◯◯ おすすめ」といった検討段階のキーワードに応える記事を用意すると、購入や依頼に近い、質の高い訪問者を集めやすくなります。SEOは成果まで時間がかかりますが、一度上位に表示されれば継続的に集客できるのが強みです。

MEO:地域ビジネスならGoogleビジネスプロフィールを整える

飲食店・サロン・士業・工務店など、地域のお客様を相手にするビジネスでは、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の登録と整備が、ホームページと同じくらい重要です。「地域名+業種」で検索したとき、地図とともに表示される情報が整っているかどうかで、来店や問い合わせは大きく変わります。営業時間・写真・サービス内容を充実させ、口コミに丁寧に返信するだけでも効果があります。無料で始められるため、地域ビジネスなら最優先で取り組む価値があります。

広告:即効性はあるが「受け皿」が前提

リスティング広告やSNS広告は、出稿すればすぐに流入を得られる即効性が魅力です。ただし注意したいのは、広告はサイトという「受け皿」の性能をそのまま映し出すという点。問い合わせ率が低いサイトに広告で人を流しても、費用がかさむばかりで成果は伸びません。広告を検討する前に、まず次章以降の「接客」の改善を済ませておくこと。受け皿を整えてから流入を足すほうが、同じ広告費でより多くの問い合わせにつながります。

三つの手段は、どれか一つを選ぶというより役割分担で組み合わせるのが現実的です。たとえば、開設直後でアクセスがほぼない時期は広告で当面の問い合わせを確保しつつ、並行してSEOやMEOで時間のかかる土台を育てる。やがて自然流入が増えてきたら、広告費を必要な分だけに絞っていく、という流れです。大切なのは、どの流入が問い合わせにつながっているかを計測しながら配分を決めること。感覚で広告を増減させるのではなく、後述する計測の仕組みとセットで運用してください。なお、ホームページそのものの役割を改めて整理したい方は、なぜ今ホームページが必要なのかもあわせてご覧ください。

「見られても動かない」場合:まず導線を明確にする

ここからは、アクセスはあるのに問い合わせに至らない「接客の問題」への打ち手です。最初に見直すべきは導線——訪問者が「問い合わせ」という行動にたどり着くまでの道筋です。どれほど良いサービスでも、問い合わせ先が見つけにくければ、人は黙って去っていきます。

ありがちな失敗が、「お問い合わせはこちら」のボタンがページ最下部(フッター)にしかない状態です。これでは、最後まで読んでくれた一部の人しか問い合わせにたどり着けません。導線は「行動したくなった瞬間に、すぐ近くに入口がある」状態が理想です。具体的には、次の場所に問い合わせへの入口を用意します。

  • ヘッダー(画面上部):どのページでも常に見える位置に、問い合わせボタンを固定で置く。
  • 各セクションの区切り:サービス説明や実績紹介を読み終えた直後など、気持ちが高まった場所に配置する。
  • ページの最後:本文を読み切った人の背中を押す、まとめの一押しとして置く。
  • スマホの画面下部:スクロールに追従する固定ボタンで、いつでも押せるようにする。

ポイントは、訪問者に「次に何をすればいいか」を考えさせないことです。サービスに興味を持った瞬間、視線の届く範囲に必ず入口がある。そう設計するだけで、同じアクセス数でも問い合わせは目に見えて増えます。あわせて、トップで「誰の何を解決するサイトか」が3秒で伝わっているかも確認してください。入口の設計についてはファーストビューの作り方でも詳しく解説しています。

CTAを最適化する:文言・配置・目立たせ方

導線の要となるのがCTA(Call To Action=行動喚起)、つまり「お問い合わせ」「無料で相談する」といったボタンやリンクです。同じ場所に置いても、文言や見た目の工夫一つで、押される率は大きく変わります。ここでは三つの観点で最適化のコツを整理します。

文言:心理的なハードルを下げる

CTAの文言は、クリックした先で何が起こるかが分かり、かつ気軽に押せるものが理想です。たとえば単なる「送信」より「無料で相談する」、「お問い合わせ」より「まずは話だけ聞いてみる」のように、相手の心理的な負担を軽くする言葉が効果的です。「無料」「相談だけでも」「しつこい営業はしません」といった一言を添えると、「問い合わせたら売り込まれるのでは」という不安が和らぎます。命令口調ではなく、相手の立場に立った言葉を選んでください。

配置と数:最優先の行動を一つに絞る

CTAは複数の場所に置いてよいのですが、「一番してほしい行動」は一つに絞り、それを最も目立たせるのが原則です。「問い合わせ」「資料請求」「電話」「LINE」などをすべて同じ強さで並べると、人は迷って結局どれも押しません。主たるCTAを一つ決め、それ以外は補助的に小さく添える。選択肢を増やすことと、迷わせることは違う、と意識してください。

見た目:色のコントラストと十分な大きさ

ボタンは、周囲と色のコントラストをつけて、ひと目で「押せる」と分かる見た目にします。本文に溶け込む地味な色では、あることにすら気づかれません。スマホでは指で押すため、押し間違えない十分な大きさと、周囲との余白も確保します。小さすぎるボタンや、隣の要素と近すぎるボタンは、それだけで取りこぼしの原因になります。

フォームを最適化する:項目を減らすことが最優先

問い合わせの最後の関門がフォームです。せっかく「問い合わせよう」と決めてくれた人も、フォームが面倒なら途中で離脱します。一般にWebフォームの離脱率は60〜70%程度とも言われ、ここを整えるだけで問い合わせ数は大きく変わります。フォーム改善の鉄則は、ただ一つ——「項目を減らす」ことです。

項目は「一次対応に必要な最低限」だけ

フォームは、入力項目が一つ増えるごとに離脱が増えると考えてください。初回の接点に必要なのは、突き詰めれば「お名前・メールアドレス・お問い合わせ内容」の3項目程度です。住所、電話番号、会社名、業種、予算……と聞きたいことは多いものですが、それらは実際にやり取りが始まってから確認すれば足ります。判断基準は「この項目がないと一次対応ができないか」。できるなら、その項目は任意にするか、思い切って削りましょう。

入力支援で「面倒くさい」をなくす

項目を絞ったうえで、残った入力を少しでも楽にする工夫が効きます。代表的なものを挙げます。いずれも「面倒くさい」と感じさせないための配慮です。

  • 入力例(プレースホルダー)を示す:「例:03-1234-5678」のように、何をどう書けばよいか一目で分かるようにする。
  • リアルタイムでエラーを知らせる:送信後にまとめて怒られるのではなく、入力したその場で「半角数字で入力してください」などと優しく示す。
  • 郵便番号から住所を自動入力:住所を聞く場合は、手入力の手間を減らす。
  • 進捗を見せる:項目が多いときは「STEP 1/2」のように、あとどれくらいかを示して見通しを与える。
  • スマホで入力しやすくする:メール欄では英字キーボード、電話欄では数字キーボードが出るようにし、ボタンは押しやすい大きさにする。

送信ボタンと安心表示も整える

送信ボタンの文言も「送信」より「この内容で問い合わせる」のように具体的にすると、押すときの不安が減ります。あわせて、フォームのそばにプライバシーポリシーへのリンクや、SSL(通信の暗号化)による安全性を示すと、個人情報を入力する不安が和らぎます。なお、私たち格安HP屋が制作するホームページには、迷惑メール対策と自動返信を備えた問い合わせフォームが標準で含まれており、送信した方には自動で受付完了のメールが届くようにしています。「ちゃんと届いたか」が分かることも、立派な安心要素です。

安心要素・実績・お客様の声で不安を消す

導線とフォームを整えても、訪問者の心に「この会社に頼んで大丈夫だろうか」という不安が残っていれば、最後の一歩は踏み出してもらえません。とくに初めて見るサイトでは、人は無意識に警戒しています。その警戒を解くのが、安心要素・実績・お客様の声です。

要素解消できる不安具体例
実績・事例本当に頼んでいいのか制作事例、対応件数、ビフォーアフター
お客様の声満足している人がいるのか実名・顔写真つきの感想、具体的な成果
料金の明示いくらかかるか分からない明朗な料金表、追加料金の有無
会社情報実在する信頼できる相手か所在地、創業年、対応エリア、連絡先

とりわけ効果が大きいのがお客様の声です。同じ「品質に自信があります」という主張でも、会社自身が言うのと、利用者が語るのとでは説得力がまるで違います。可能なら実名・顔写真・具体的な成果(「問い合わせが◯件に増えた」など)を添えると、信ぴょう性が高まります。実績についても、件数や事例を「数字」で示すと、抽象的な言葉より格段に伝わります。

もう一つ見落とされがちなのが料金と会社情報の明示です。「料金が書いていないサイトは問い合わせるのが怖い」と感じる人は少なくありません。可能な範囲で目安料金を示し、所在地・創業年・対応エリアといった基本情報をきちんと載せるだけで、「実在する、信頼できる相手だ」という安心が生まれます。誇張せず、事実に基づいて誠実に示すことが、結局は一番の信頼につながります。会社の選ばれ方という観点はホームページ制作会社の選び方でも整理しています。

FAQで疑問と手間を先回りして解消する

安心要素と並んで効果が大きいのがFAQ(よくある質問)です。問い合わせの手前で人が止まる大きな理由の一つが、「聞きたいことはあるけれど、わざわざ問い合わせるほどでもない」という宙ぶらりんな状態。ここを埋めるのがFAQで、単なる説明ではなく、問い合わせのハードルを下げると同時に、対応の手間も減らす一石二鳥の仕組みになります。

FAQを作るコツは、実際に寄せられた質問や、商談でよく聞かれることをそのまま載せること。料金、納期、対応範囲、契約後の流れ、依頼前のよくある不安など、訪問者が「これを確認できたら安心して問い合わせられる」と感じる項目を選びます。想像で作るより、現場で実際に出た声を集めるほうが、はるかに的を射たものになります。回答は、はぐらかさず誠実に書くことが信頼につながります。

FAQには二つの効果があります。一つは不安の解消による問い合わせの後押しで、疑問が一つずつ消えていくほど、問い合わせへの心理的な距離は縮まります。もう一つは問い合わせ対応の効率化です。よくある質問が先に解決されていれば、的外れな問い合わせが減り、本当に必要なやり取りに集中できます。なお、FAQページは検索からの流入を増やす効果も期待でき、SEOの面でも役立つため、作っておいて損のない投資です。

フォーム以外の接点を増やす:メール・LINE・チャット

問い合わせの入口をフォーム一つに限定しないことも、見落とされがちな改善点です。人によって連絡しやすい手段は違います。フォームが苦手な人、すぐ気軽に聞きたい人、後でゆっくり連絡したい人——それぞれに合った入口を用意するほど、取りこぼしは減ります。

接点向いている相手留意点
問い合わせフォームじっくり内容を伝えたい人項目を絞り、自動返信を備える
メール記録を残して連絡したい人アドレスを分かりやすく明示する
LINE・チャット気軽にすぐ聞きたい人対応できる時間帯を明記しておく
資料ダウンロードまだ検討段階の潜在層メールアドレスだけで受け取れるように

とくにLINEやチャットは、「電話するほどではないが、フォームに長文を書くのも面倒」という層をすくい上げます。気軽な一言から会話が始まり、そのまま相談につながることも少なくありません。対応できる時間帯や、返信の目安を明記しておけば、すれ違いも防げます。

また、まだ依頼を決めていない潜在層には、いきなりの問い合わせではなく資料ダウンロードやメールマガジン登録といった、ハードルの低い接点が有効です。メールアドレスだけで受け取れるようにしておけば、その後にゆっくり関係を育て、機が熟したときに問い合わせてもらえます。なお、電話を受けられない事業者でも、こうした複数の接点と自動返信、そして「いつ返信が来るか」の明示を整えれば、十分に安心して問い合わせてもらえます。入口は「多すぎて迷わせない範囲で、相手が選べる」状態が理想です。

スマホ対応と表示速度を見直す

意外と見落とされがちですが、スマホでの見え方と表示速度は、問い合わせ数を大きく左右します。今やホームページ閲覧の多くがスマートフォンからで、パソコンで完璧に作っても、スマホで崩れていては大半の訪問者を取りこぼします。問い合わせフォームやCTAも、スマホで使いにくければそこで離脱されてしまいます。

確認すべき要点を整理します。難しい知識は不要で、自分のスマホで実際に操作してみれば、多くは気づけます。

  • 文字が読みやすいか:指で拡大しなくても読める大きさか。
  • ボタンが押しやすいか:CTAやフォームの送信ボタンが、指で押し間違えない大きさと間隔か。
  • フォームが入力しやすいか:狭い画面でも項目が見やすく、キーボードが適切に切り替わるか。
  • 表示が速いか:開くまでに待たされないか。重い画像で遅くなっていないか。

とくに表示速度は軽視されがちですが、開くまでに待たされると、人は内容を見る前に離れてしまいます。重い画像は適切に圧縮し、無駄な装飾を減らすだけでも改善します。表示速度は無料のツールで測定できるので、一度確認してみてください。スマホ対応の重要性はスマホ対応はなぜ必要かで詳しく解説しています。

計測して改善を回す:勘ではなく数字で判断する

最後に、最も大切な考え方をお伝えします。問い合わせの改善に「これで完成」はなく、計測と改善を繰り返して育てていくものです。そして改善の判断は、勘や思い込みではなく、計測した数字に基づいて行うのが鉄則です。

まず計測の土台を整える

改善の前提として、GA4でアクセス数と問い合わせ完了数(コンバージョン)を計測できる状態を作ります。具体的には、フォーム送信後に表示される「送信完了ページ」への到達をコンバージョンとして設定すれば、「何人が訪れ、何人が問い合わせたか」、すなわち問い合わせ率(CVR)が分かるようになります。これがなければ、改善の効果を客観的に測れません。サーチコンソールもあわせて入れておくと、どんな検索語で来ているかも把握できます。

どこで止まっているかを「見える化」する

数字がそろったら、「どの段階で離脱しているか」を見ていきます。流入は多いのに特定のページで離脱が多ければ、そのページに問題があります。フォームの入力を始めたのに完了していない人が多ければ、フォーム自体が原因です。ヒートマップ(どこが見られ、どこまでスクロールされたかを色で示すツール)を使えば、CTAが見られているか、ファーストビューで離脱していないかも分かります。事実をつかめば、根拠を持って改善案を立てられます

一つずつ変えて、効果を確かめる

改善は、一度に多くを変えず、一つ変えて数字の変化を見るのが確実です。複数を同時に変えると、何が効いたのか分からなくなります。「CTAの文言を変える」「フォームの項目を一つ減らす」といった一手ずつを試し、数字が良くなれば残し、変わらなければ別の手を試す。この小さく速い繰り返しが、最終的に大きな差を生みます。公開はゴールではなく、改善の出発点だと考えてください。

もう一点、数字を見るときの注意です。問い合わせ件数は日々ばらつくため、一日や二日の増減で一喜一憂しないこと。最低でも数週間単位、できれば前月や前年同月と比べて傾向をつかみます。アクセスが少ない事業者ほど件数の振れは大きく見えるので、件数そのものだけでなく「問い合わせ率」という割合で見ると、流入の増減に惑わされず本質的な変化を捉えられます。地道に見えますが、こうして事実を積み重ねて判断する習慣こそが、結局は最短で問い合わせを増やす近道になります。

まとめ:原因を切り分け、受け皿を整えてから集客する

本記事では、お問い合わせを増やすホームページの作り方を、原因の切り分けから改善まで通して整理してきました。要点を振り返ります。

  • 問い合わせ数は「アクセス × 問い合わせ率」で決まる。まず、見られていないのか、見られても動かないのかを切り分ける。
  • 切り分けはアクセス数で判定できる。少なければ集客(SEO・MEO・広告)、多いのに来なければ接客の改善が優先。
  • 導線とCTAを明確にする。問い合わせの入口を行動したくなる場所に置き、文言と見た目で押しやすくする。
  • フォームは項目を減らすのが最優先。初回は3項目程度に絞り、入力支援と自動返信で離脱を防ぐ。
  • 安心要素・実績・お客様の声・FAQで不安を消す。料金や会社情報も明示し、最後の一歩を後押しする。
  • フォーム以外の接点も用意する。メール・LINE・資料ダウンロードなど、相手が選べる入口を整える。
  • 計測して数字で改善を回す。勘ではなく、一つずつ変えて効果を確かめる。

問い合わせが来ないとき、多くの事業者は「もっと集客しなければ」と考えがちです。しかし受け皿が整っていないまま人を集めても、取りこぼすだけ。まずはサイト内のどこで止まっているかを特定し、お金をかけずにできる導線・フォーム・安心要素の改善から始める——これが、最短で問い合わせを増やす現実的な順序です。

「自社の問い合わせがどこで止まっているか診てほしい」「問い合わせの増えるサイトを一から作りたい」——そうお考えの方へ。私たち格安HP屋は、東京・神保町から全国対応で、明朗な料金でのホームページ制作をご提供しています。ホームページ新規制作は25万円(税込・追加料金なし・修正無制限)、リニューアルは30万円、専用のLPは8万円。サーバー・ドメインは実費(年1〜2万円程度)で、迷惑メール対策と自動返信を備えた問い合わせフォームを含む標準装備一式がそろい、最短2週間での公開も可能です。電話受付は行っておらず、ご相談は info@kakuyasuhp.com にて承っています。申し込みに特化したページの考え方はランディングページ(LP)とはでも解説していますので、あわせてご覧ください。

FAQよくあるご質問

ホームページに問い合わせが来ません。まず何から確認すべきですか?
まず「アクセスがあるかどうか」を確認してください。問い合わせが来ない原因は、大きく「そもそも見られていない(集客の問題)」と「見られても動いてもらえない(接客の問題)」の二つに分かれます。Googleアナリティクス(GA4)やサーチコンソールで月間のアクセス数を見れば、すぐに切り分けられます。一般的な目安として、月数十〜数百セッション程度しかなければ集客側、月数千セッション以上あるのに問い合わせがゼロに近ければ接客側に課題があると考えられます。この見極めを最初に行うことで、限られた時間と費用を正しい打ち手に集中できます。
問い合わせフォームの項目は、どこまで減らしてよいですか?
初回の接点としては「お名前・メールアドレス・お問い合わせ内容」の3項目でも十分に成立します。フォームは項目が一つ増えるごとに離脱が増える傾向があり、一般的にWebフォームの離脱率は60〜70%程度とも言われます。最初から細かく聞き出そうとせず、まず連絡が取れる最低限に絞り、詳細はやり取りの中で確認するのが現実的です。どうしても必要な項目だけを必須にし、それ以外は任意にするか、思い切って削る。迷ったら「この項目がないと一次対応ができないか」を基準に判断してください。
電話番号を載せていません。問い合わせは増やせますか?
増やせます。問い合わせの入口はフォームだけではありません。メール、LINE、チャット、資料ダウンロードなど、相手が連絡しやすい手段を複数用意することが大切です。電話を受けられない事業者でも、フォームと自動返信を整え、「いただいたお問い合わせには通常1営業日以内にメールでご返信します」と明記すれば、相手は安心して送信できます。重要なのは「どの手段で、いつ、どう返ってくるか」が分かること。電話の有無そのものより、選べることと、その後の見通しが立つことが問い合わせの後押しになります。
アクセスはそこそこあるのに問い合わせが来ません。なぜですか?
「接客」のどこかでつまずいている可能性が高いです。よくある原因は、(1)何の会社で何が強みか伝わらない、(2)実績や利用者の声がなく不安が残る、(3)問い合わせボタンがフッターにしかなく導線が弱い、(4)フォームの項目が多くて離脱する、(5)スマホで見づらい、の五つです。アクセスがあるということは、入口までは来てもらえているということ。あとは「自分向けだ」「ここなら安心だ」「次にこうすればいい」と感じてもらえる要素を一つずつ補えば、同じアクセス数のまま問い合わせを増やせます。
問い合わせを増やすには、広告を出すしかないのでしょうか?
いいえ、広告は選択肢の一つにすぎません。広告で訪問者を増やしても、サイト側で取りこぼしていれば費用対効果は上がりません。順序としては、まずサイトの「受け皿」(導線・CTA・フォーム・安心要素)を整え、問い合わせ率を底上げするのが先です。そのうえで、検索からの自然流入を狙うSEO、地域ビジネスならGoogleビジネスプロフィールを使うMEO、即効性を求めるなら広告、と目的に応じて流入を足していきます。受け皿が整っていれば、同じ集客でもより多くの問い合わせにつながります。
改善の効果は、どうやって確かめればよいですか?
数字で確かめます。最低限、GA4でアクセス数と問い合わせ完了数(コンバージョン)を計測できる状態にしておきましょう。フォームの送信完了ページへの到達をコンバージョンとして設定すれば、「何人来て、何人が問い合わせたか(CVR)」が分かります。さらに、フォームの入力開始から完了までの離脱を見れば、フォーム自体に問題があるかも判断できます。改善は一度に多くを変えず、一つ変えて数字の変化を見る、を繰り返すのが確実です。勘ではなく、計測した事実をもとに次の一手を決めてください。
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