この記事の結論
インスタだけで集客が回っているお店もあります。ただ、店名で検索されたとき、料金や予約の決まりを確かめられたとき、アカウントが止まったときの受け皿として、ホームページが要る場面は少なくありません。インスタで知ってもらい、ホームページで決めてもらう。この役割分担で考えると、どちらにどこまで力を入れればいいかが見えてきます。
目次8の章+よくある質問
結論|インスタで足りる場合もあるが、ホームページが要る場面は多い
インスタだけで集客が回る場合もありますが、検索・信用・情報の置き場所の3つでは、ホームページがあったほうが安心な場面が多くあります。インスタは「知ってもらう」のが得意で、ホームページは「決めてもらう」のが得意です。どちらか一方を選ぶより、役割を分けて両方をつなぐほうが、お客様にとっても迷いが少なくなります。
総務省情報通信政策研究所の「令和7年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(2025年12月に13〜79歳の1,800人を調査、2026年6月公表)によると、Instagram を利用している人は全年代で54.8%。20代では82.6%ですが、60代は36.1%、70代は15.8%です。お客様の年代によって、インスタだけで届く範囲は大きく変わります。
この記事では、インスタとホームページの違いを表で比べたうえで、インスタだけで足りる場合、足りない場面、使い分けの形、つなぎ方を順に書きます。SNS とホームページ全体の役割分担はSNSとホームページの連携もどうぞ。

インスタとホームページの違い|6つの点で比べる
インスタとホームページのいちばんの違いは、インスタが新しい投稿で「流れていく」場所なのに対し、ホームページは情報を決めた場所に「置いておける」ことです。Instagram の公式ヘルプの説明もふまえて、6つの点で比べました(2026年9月時点)。
| 比べるところ | ホームページ | |
|---|---|---|
| 見つけてもらう経路 | フォロワーのつながり、ハッシュタグ、発見タブ、リール | Google などの検索、Googleマップからのリンク、名刺やチラシのURL |
| 検索エンジンでの見つかり方 | ふだんは投稿を検索エンジンに載せないよう Instagram が求めている。18歳以上・公開・プロアカウントなら、公開の投稿やリールが載ることがある | ページごとに、探されそうな言葉(地域名、サービス名、料金など)で見つけてもらえる |
| 情報の残り方 | 新しい投稿で流れていく。固定できる投稿は3件まで。ストーリーズは24時間で消える(ハイライトに残せる) | 料金、アクセス、よくある質問などを、決めたページに置いておける |
| 予約・問い合わせ | DM、プロフィールのリンク(5つまで)、予約などのアクションボタン(対応サービスのみ・1つだけ) | フォーム、電話、予約システム。キャンセルの決まりなど、長い説明も添えられる |
| 止まるリスク | 規定違反と判断されると停止されることがあり、乗っ取りもある。削除されたアカウントは戻らない | サーバーやドメインの契約切れ、改ざんなど。更新と保守で防げるものが多い |
| 書ける量と見た目 | アプリの決まった枠の中。自己紹介は150文字まで | ページの構成も見た目も自由に作れる。表や長い説明も置ける |
検索での見つかり方は、見落とされがちな違いです。Instagram の検索エンジンのインデックスに関する説明によると、条件を満たすプロアカウントの公開投稿は検索エンジンに載ることがありますが、それ以外の投稿の写真や動画は、載せないよう検索エンジンに求めているそうです。「〇〇駅 美容室 料金」のように言葉で探す人に答えるのは、今もホームページのほうが得意だと僕らは考えています。
インスタだけで足りる場合|こんなお店なら
お客様の多くがインスタをよく使う年代で、見た目で選ばれ、予約や注文もインスタの中で回っているなら、インスタ中心の集客で足りることもあります。たとえば、次の条件がそろっている場合です。
- お客様の年代:20代から40代が中心。総務省の調査では、Instagram の利用率は20代82.6%、30代76.6%、40代67.1%。女性は63.4%と、男性の46.2%より高い
- 選ばれ方:カフェ、美容、雑貨、ハンドメイドのように、写真や動画で良さが伝わる
- 予約や注文:外部の予約サービスや DM で回っていて、説明が短くて済む
- 場所の案内:Googleビジネスプロフィールで、地図と営業時間を出せている
- 段階:開業したばかりで、まずは反応を見ながら小さく始めたい
この場合でも、Googleビジネスプロフィールだけは整えておくことをおすすめします。地図で探す人は、インスタではなく Google マップを開くからです。整え方はMEO対策とは?に、口コミの集め方はGoogleの口コミを増やす方法と返信のコツにまとめました。
インスタだけで続けるなら、備えも一緒にしておきましょう。Instagram は、二段階認証(知らない端末からログインするときにコードを求めるしくみ)を、乗っ取りを防ぐいちばん効果的な方法として案内しています。ほかで使っていないパスワードにすること、ログインに使うメールアドレスの守りも固めることも、公式のヘルプにあるアドバイスです。料金表や予約の決まりはハイライトにまとめ、電話番号やメールアドレスも、プロフィールからわかるようにしておくと安心です。
インスタだけでは足りない場面|検索・信用・情報の置き場所
インスタだけでは足りなくなるのは、言葉で検索される、長い説明が要る、信用を確かめられる、アカウントが使えなくなる、といった場面です。具体的には、次の6つのようなときです。
- 店名や会社名で検索されたとき:紹介やチラシで名前を知って、検索で確かめる人もいます。そのとき公式の情報が出てこないと、別のお店に流れてしまうかもしれません
- 60代以上のお客様が多いとき:総務省の調査では、Instagram の利用率は60代36.1%、70代15.8%。家族が代わりに調べることも含めて、検索で見つかる場所が要ります
- 説明が長くなるとき:料金表、施術やサービスの流れ、キャンセルの決まり、よくある質問。自己紹介の150文字や、流れていく投稿では伝えきれません
- 信用を確かめられるとき:法人の取引先、採用の応募者、金融機関などは、会社概要や所在地、代表者を確かめることがあります。ホームページが要る理由は中小企業がHPを持つべき理由にくわしく書きました
- ネットで商品を売るとき:特定商取引法で、販売価格や送料、返品の決まり、事業者の名前・住所・電話番号などを広告に表示することが決められています(消費者庁の特定商取引法ガイド)。書き方は特定商取引法に基づく表記の書き方をどうぞ
- アカウントが使えなくなったとき:Instagram は、コミュニティ規定に違反したアカウントを停止することがあり、停止されるとほかの人から見えなくなると説明しています。乗っ取りもあります。そんなときに、予約や連絡の窓口がどこにも残っていないのは困ります
どれか1つでも当てはまるなら、少なくとも「店名で検索したら出てくる、料金と予約と連絡先がわかるページ」は用意しておきたいところです。
使い分けの形|インスタで知ってもらい、ホームページで決めてもらう
おすすめの使い分けは、インスタで雰囲気や最新の様子を伝え、ホームページで料金や予約の方法を確かめてもらう、という役割分担です。お客様の動きに合わせると、次のような流れになります。
- リールや投稿、ハッシュタグでお店を知る
- プロフィールを開き、雰囲気やほかの投稿を見る
- プロフィールのリンクからホームページに移り、料金、アクセス、予約の方法を確かめる
- 予約フォームや電話で申し込む
反対向きの流れもあります。検索や Googleマップからホームページに来た人が、インスタで最近の様子や作品を見て、安心して予約する形です。ホームページには「最新の様子はインスタで」と案内を置き、インスタには「料金とご予約はホームページで」と書いておく。お互いに足りないところを補い合うのが、いちばん無理のない形です。
何をどちらに置くかは、次のように分けると迷いません。
- ホームページに置くもの:料金表やメニュー、サービスや施術の流れ、アクセスと営業時間、予約とキャンセルの決まり、よくある質問、会社概要や代表のあいさつ、特定商取引法の表記やプライバシーポリシー
- インスタで出すもの:日々の様子、新作や新メニュー、空き状況やその日のお知らせ、スタッフの人柄、お客様の作品(載せる許可をもらったもの)
変わりやすい情報はインスタ、変わりにくい情報はホームページ、と分けておくと、同じことを両方で何度も書き直す手間も減ります。インスタは毎日の発信、ホームページはたまに見直す土台、と考えると、手間のかけ方も決めやすくなります。起業したばかりで、名刺・SNS・ホームページのどれから手をつけるか迷っている方は、起業の集客は何から?も参考にしてください。
つなぎ方|プロフィールのリンク・ハイライト・埋め込み
インスタとホームページをつなぐ場所は、プロフィールのリンク、ハイライト、固定投稿、ホームページへの埋め込みの4つです。Instagram の公式ヘルプで確かめた仕様(2026年9月時点)とあわせて、要点をまとめます。
| つなぐ場所 | できること | 使い方のポイント |
|---|---|---|
| プロフィールのリンク | ウェブサイトを5つまで追加でき、順番も並べ替えられる | いちばん上に、予約や料金のページなど、いちばん見てほしいページを置く |
| ハイライト | 24時間で消えるストーリーズを、プロフィールに残しておける | 「料金」「アクセス」「よくある質問」などに分け、詳しくはホームページへと添える |
| 固定投稿 | プロフィールのいちばん上に、投稿を3件まで固定できる | 初めての人向けの案内(お店の紹介、予約の方法)を固定する |
| ホームページへの埋め込み | 公開アカウントの投稿やリールを、埋め込みコードでホームページに載せられる | コードはパソコンかスマホのブラウザから取り出す。載せる数は絞ったほうが見やすい |
予約が多いお店は、ビジネスアカウントの「アクションボタン」も使えます。対応している予約や注文のサービスと連携して、プロフィールに「予約する」などのボタンを1つ出せる機能です。ただ、キャンセルの決まりや料金の細かい条件はボタンだけでは伝わらないので、ホームページで補っておくと、予約のあとの行き違いが減ります。予約の受け方はホームページに予約機能を付ける方法で比べています。
インスタの外でも、つなぎ方はあります。名刺やチラシにはホームページのURLとインスタのQRコードを並べ、Googleビジネスプロフィールのウェブサイト欄にはホームページのURLを入れておきましょう。業種ごとの考え方は美容室・サロンのホームページ制作や飲食店のホームページ制作にも書いています。

格安HP屋に頼むと|LP8万円から、インスタの受け皿を作れる
インスタの受け皿として、まずは料金・予約・アクセスをまとめた1ページを作りたいなら、格安HP屋のLP制作(8万円・税込・追加料金なし)が向いています。LP は1ページで完結する縦長のページで、お問い合わせフォーム、スマホ最適化、GA4 の設定まで入っています。インスタのプロフィールのリンク先にちょうどいい形です。素材がそろってから最短10営業日が目安です。
メニューが多い、採用や会社概要も載せたい、お知らせを自分で更新したい、という場合は、HP新規制作(25万円・税込・追加料金なし)です。必要なページ数だけ作れて、WordPress でお知らせを無料で更新できます。まずLPで始め、あとから新規制作で広げる選び方もあります。ドメインとサーバーはお客様名義で、実費(年1〜2万円ほど)のほかに追加の請求はしません。
デザインはテンプレートを使わず、一社ずつゼロから作る完全オリジナルです。インスタで伝えている雰囲気と、リンク先のページの印象がちぐはぐにならないように作ります。初稿は画像ではなく、実際に動くHTMLのデザインでお見せするので、インスタのプロフィールからリンクを押したときと同じように、スマートフォンで開いて確かめられます。制作中の修正は回数無制限で、追加料金はかかりません。インスタの投稿を載せたい、といったご希望も、まずはご相談ください。制作事例にはカフェやピラティススタジオ、美容のサイトもあります(制作事例)。LP の考え方はLP制作とは?にまとめています。
まとめ|インスタは入り口、ホームページは決め手
インスタだけで足りるかどうかは、お客様の年代と探し方、説明の長さ、信用を確かめられる場面があるかで決まります。
- インスタは「知ってもらう」のが得意、ホームページは「決めてもらう」のが得意
- Instagram の利用率は20代82.6%、60代36.1%、70代15.8%(総務省・令和7年度調査)。客層で届く範囲が変わる
- 店名での検索、長い説明、取引先や応募者の確認、ネット販売の表記、アカウント停止への備えには、ホームページがあると安心
- つなぐ場所は、プロフィールのリンク(5つまで)、ハイライト、固定投稿(3件まで)、埋め込み
- まずは料金・予約・アクセスをまとめた1ページから始める選び方もある
「うちの場合、LPで足りる?」というご相談も歓迎です。相談とお見積もりは無料で、LP8万円・新規25万円・リニューアル30万円(すべて税込・追加料金なし)です。お問い合わせからどうぞ。料金の詳細は料金プランでご覧いただけます。
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