この記事の結論
ホームページを頼むとき、原稿や写真が全部そろっている必要はありません。最初に要るのは「何のためのサイトか」と会社の基本情報で、原稿と写真は制作の流れに合わせて用意すれば間に合います。書けない原稿は箇条書きや話した言葉から、ない写真はスマホで撮るか素材で補う。その進め方を、チェック表と原稿シートつきでまとめました。
目次8の章+よくある質問
結論|全部そろってから頼まなくていい。先に要るのは目的と基本情報
ホームページ制作の準備は、原稿や写真を全部そろえてから始める必要はなく、最初は「何のためのサイトか」と会社の基本情報があれば相談できます。原稿と写真は、ページの構成が決まってから、制作の流れに合わせて用意すれば間に合います。ただ、原稿と写真がそろわないと、作る側は仕上げに進めません。後回しにしすぎないことだけは気をつけてください。
- 最初に用意するもの:目的(誰に何をしてほしいか)、会社の基本情報、参考にしたいサイト
- 構成が決まったら:ページごとの原稿、写真、ロゴのデータ
- 公開の前に:ドメイン・サーバーの情報、問い合わせを受けるメールアドレス
原稿が書けない、写真がない、というところで止まってしまった方のために、この記事では代わりの進め方もまとめました。

準備するもののチェック表|9つの項目と、ないときの代わり
ホームページ制作で準備するものは次の9つにまとまり、今ないものがあっても、多くは代わりの方法があります。
| 項目 | 用意するもの | ないときは |
|---|---|---|
| 1. 目的 | 誰に、何をしてほしいか(問い合わせ・予約・来店・応募など) | 「一番増やしたいお客様は誰か」を一言で決める |
| 2. 基本情報 | 正式名称・所在地・電話・営業時間・代表者名・設立年・事業内容・許認可の番号 | 登記簿や名刺、許可証で確かめる |
| 3. ロゴ | 印刷会社やデザイナーからもらったデータ(ai・svg・png など) | 作った先に問い合わせる。まだなら社名の文字だけで始める |
| 4. 写真 | 外観・中の様子・人・仕事中の様子・商品や施工例 | スマホで撮る。足りないところは素材サイトで補う |
| 5. 原稿 | ページごとの文章 | 箇条書き、話した言葉、今ある資料から起こす |
| 6. 参考サイト | 好きなサイト3つと、苦手なサイト1つ(理由も一言) | 同業でなくてもよい。雰囲気が好きなお店のサイトでも |
| 7. ドメイン・サーバー | 契約先、名義、管理画面に入れるか | 新しく取るなら、名義を自社にして取る |
| 8. 問い合わせの受け先 | 通知を受けるメールアドレス、電話の受付時間 | 会社用のメールアドレスを作っておく |
| 9. 載せる決まりごと | プライバシーポリシー、ネット販売なら特定商取引法に基づく表記 | ひな形をもとに自社の内容で作る |
基本情報の載せ方は会社概要ページの書き方に、ドメインを誰の名義で持つかはドメイン・サーバーの名義は誰?にまとめています。会社用のメールアドレスをこれから作るなら独自ドメインのメールアドレスの作り方を、ロゴを考えるときの基本はロゴの作り方と重要性を参考にしてください。
原稿が書けないときの進め方|箇条書き・よくある質問・話して文字に
原稿が書けないときは、いきなり文章にしようとせず、ページごとの質問に箇条書きで答えるところから始めると、手が動きやすくなります。進め方は5つあります。
- 箇条書きで出す:下の原稿シートの質問に、単語や短い文で答えます。文章にするのは、そのあとで大丈夫です。
- よく聞かれる質問から書く:電話やメールで何度も説明していることは、そのまま原稿になります。まとめ方はよくある質問ページの作り方で紹介しています。
- 話したことを文字にする:知り合いに説明するつもりで話し、スマホの音声入力や録音で文字にします。書くより話すほうが早い方には、いちばん楽な方法です。
- 今ある資料を使う:会社案内、チラシ、提案書、見積書の説明文、名刺の裏。すでに書いたものを集めるだけで、思ったより多くの材料がそろいます。
- AIは下書きまで:ChatGPTなどで下書きを作るのはかまいませんが、事実と違うことが混ざることがあります。料金・年数・資格などは、必ず自分で確かめて直してください。
箇条書きから文章にするときは、答えを順につなぎ、数字をそのまま残すのがコツです。たとえば工務店のトップページなら、次のようになります(〇〇を入れ替えて使う例です)。
【箇条書き】〇〇市で創業〇年/水まわりのリフォームが多い/見積もりは無料、現地の確認は1時間ほど/工事中は毎日片づけてから帰る
【文章にすると】〇〇市で〇年、住まいの工事をしている〇〇工務店です。ご依頼でいちばん多いのは、キッチンやお風呂など水まわりのリフォームです。お見積もりは無料で、現地の確認は1時間ほど。工事の期間中は、毎日の作業の終わりに片づけと掃除をしてから帰ります。
ページごとに、答えておけば原稿になる質問を「原稿シート」としてまとめました。この表の質問に順に答えを書き出していけば、それがそのまま原稿の下書きになります。
| ページ | 答えておく質問 |
|---|---|
| トップページ | 誰の、どんな悩みを解決する会社(店)か/ほかと違うところを3つ/見た人に次にしてほしいこと |
| サービス・事業内容 | サービスの名前と中身/料金の目安と、何で金額が変わるか/申し込みから完了までの流れ |
| 会社概要 | 正式名称・所在地・電話・代表者・設立年・事業内容・許認可の番号 |
| 代表挨拶 | 始めた(継いだ)きっかけ/仕事で大事にしていること/これからやりたいこと |
| 事例・お客様の声 | どんな依頼で、何をしたか(お客様の了解を取ったもの) |
| よくある質問 | よく聞かれる質問5〜10個と、その答え |
| 採用(必要なら) | 仕事の中身/働く条件/どんな人と働きたいか |
| お問い合わせ | 受付の時間/問い合わせのときに書いてほしいこと |
代表挨拶は代表挨拶の書き方と例文に業種別の例文を、文章の整え方はWebライティングのコツにまとめています。ほかのサイトの文章を写すのはやめましょう。文章も、創作的な表現であれば著作物として守られるので、写すと著作権の問題になることがあります。
写真がないときの進め方|スマホで撮るコツと、素材を使うときの権利
写真がないときは、まずスマホで自分たちの写真を撮り、足りない部分だけ素材サイトの写真で補うのが、手間と費用のつり合いがとれた進め方です。自分たちの写真は、どんなにきれいな素材よりも「本当にある会社だ」と伝わります。撮っておきたいのは、外観と入口、中の様子、仕事中の手元、代表やスタッフ、商品や施工例、初めての人が迷いやすい場所の目印です。
スマホで撮るコツ
- 明るい時間に撮る:照明をすべてつけ、窓からの光が入る時間を選びます。
- 横向きでも撮っておく:ページの上に大きく使う写真は横長のことが多いので、縦と横の両方を撮っておくと安心です。
- 水平・垂直をまっすぐに:カメラの設定で画面にグリッド線を出すと、建物の線や床の線を合わせやすくなります。
- 同じ場所で何枚も:少しずつ立つ位置と角度を変えて撮り、あとから選びます。
- 写り込みを片づける:段ボール、配線、書類の文字、車のナンバー、お客様の顔が写っていないかを見ます。
- 人は自然な様子で:カメラ目線の集合写真より、仕事中の横顔や手元のほうが雰囲気が伝わります。
顔を出したくない方もいると思います。その場合は、手元や後ろ姿、道具や作業場の写真で「人がやっている感じ」を出す方法があります。代表の写真がないなら、写真の代わりに経歴と仕事への考えを少しくわしく書くだけでも、読む人の安心につながります。
素材や人の写真を使うときの権利
素材サイトの写真は、無料でも有料でも、サイトごとの利用規約で「商用利用ができるか」「クレジットの表記が要るか」「加工してよいか」「使ってはいけない用途」が決まっています。使う前に規約を読み、どのサイトのどの写真を使ったかを記録しておきましょう。選び方はホームページの写真・画像素材の選び方でくわしく書いています。
人が写る写真は、写っている本人の了解を取ってから載せます。文化庁の「著作権テキスト」は、肖像権を自己の氏名や肖像をみだりに他人に公開されない権利と説明し、法律で定めたものではなく判例によって確立された権利だとしています(文化庁「著作権テキスト」令和8年度版)。スタッフが辞めたあとに写真をどうするかも、先に決めておくと安心です。カメラマンに撮影を頼む場合は、撮った側が著作者になるので、ホームページに使えることを契約で確かめておきます。くわしくはホームページの写真の著作権・肖像権で取り上げています。
いつまでに何が要るか|制作の流れに合わせて用意する
準備するものは一度に全部ではなく、相談、構成、デザイン、組み立て、公開という制作の流れに合わせて、段階ごとに用意していけば間に合います。一般的な流れで整理すると、次のようになります。
| 段階 | この段階で要るもの | 決めること |
|---|---|---|
| 1. 相談・聞き取り | 目的、今のサイトのURL(あれば)、参考サイト、予算と時期の目安 | 何のためのサイトか |
| 2. 構成と見積もり | 載せたいページの一覧、要る機能(予約・多言語・資料ダウンロードなど) | ページの数と中身 |
| 3. デザイン | ロゴ、会社の色(あれば)、大きく使いたい写真、キャッチコピーの案 | 見た目の方向 |
| 4. 組み立て | 全ページの原稿、写真、よくある質問、プライバシーポリシーなど | 文章と写真の最終版 |
| 5. 公開の前 | ドメイン・サーバーの情報、問い合わせを受けるメールアドレス | 公開日 |
リニューアルの場合は、これに加えて、今のサイトのURLと、残したいページ・消してよいページの見当、よく見られているページ(Search ConsoleやGA4を使っていれば、その数字)、今のドメインとサーバーの契約の情報を用意しておくと、話が早く進みます。リニューアル全体の進め方はホームページのリニューアル時期と費用にまとめています。
原稿は、社長や担当の方が本業の合間に書くことが多いので、構成が決まった日に「どのページを、誰が、いつまでに書くか」を決めておくと、公開の日が読めるようになります。流れと期間の全体はホームページ制作の期間・流れ完全ガイドで紹介しています。
渡し方で困らないために|データの送り方とパスワードの扱い
準備したものは、ページごとにフォルダを分け、写真は撮ったときのままの大きさで送ると、受け取る側が迷わず、差し替えのやり取りも減ります。渡すときに気をつけたいのは次の5つです。
- ページごとにフォルダを分ける:「01_トップ」「02_サービス」のように分け、写真のファイル名にも「外観_正面」など中身を入れます。
- 写真は元のファイルのまま:小さく加工したり、画面を撮ったものを送ったりせず、撮ったときのファイルを送ります。
- 原稿はコピーできる形で:Wordやテキスト、メール本文など、文字をそのままコピーできる形で渡します。紙や画像になった文章は、打ち直しの手間がかかります。
- 最新版をはっきりさせる:直した原稿はファイル名に日付を入れ、古いものと混ざらないようにします。
- パスワードは原稿と別に:サーバーやドメインの管理画面のIDとパスワードは、原稿と同じメールに書かず、伝え方を相手と決めておきます。公開が終わったらパスワードを変えておくと安心です。
消費者向けにネットで商品やサービスを売るなら、特定商取引法に基づく表記も用意が要ります。書き方は特定商取引法に基づく表記の書き方を、お問い合わせフォームを置くときのプライバシーポリシーはプライバシーポリシーの作り方を参考にしてください。

格安HP屋に頼むと|聞き取り30分から、素材がそろえば最短2週間〜
格安HP屋では、最初の聞き取りは30分ほどで、原稿や写真がそろっていない段階でも、相談とお見積もりは無料でお受けしています。進め方は次のとおりです。
- お問い合わせ・聞き取り(30分ほど):目的や載せたいことをうかがいます。
- サイトマップとお見積り:ページの一覧と金額をお出しします。どのページにどんな原稿と写真が要るかも、ここで見えてきます。
- デザイン提案:トップページのデザインを2案ご提案します。初稿は画像やラフではなく、パソコンやスマートフォンで開いて触れるHTMLです。
- 実装・調整:いただいた原稿と写真を流し込みます。この間の修正は、何回でも無料です。
- 公開・お渡し:更新のマニュアルをお渡しします。
原稿と写真は、ご用意いただいたものを使う形です。料金は、HP新規制作25万円・リニューアル30万円・LP制作8万円で、すべて税込・追加料金なし。納期の目安は、素材がそろってから新規で最短2〜4週間、リニューアルで最短3〜6週間、LPで最短10営業日です(内容により前後します)。
- テンプレートを使わないオリジナル:いただいた写真や原稿の量に合わせて、一社ずつゼロからデザインします。
- 初稿を動くHTMLで:完成に近い形で判断できるので、「ここにはこんな写真がほしい」「この文章は長すぎる」といった判断が早くつき、行き違いも少なくなります。
- サーバー・ドメインの代行:取得から設定までの代行は実費(年1〜2万円ほど)のみで、名義はお客様です。まだ持っていなくても大丈夫です。
- リニューアルなら今のページを引き継ぐ:リニューアルには、全ページの移行・URLの転送・SEOの引き継ぎが入るので、今のサイトの文章を生かしながら作り直せます。
まとめ|準備は目的と基本情報から。原稿と写真は流れに合わせて
ホームページ制作の準備は、目的と基本情報から始めて、原稿と写真は制作の流れに合わせて段階ごとにそろえていけば十分です。最後にもう一度、要点を並べます。
- 最初に要るのは「誰に何をしてほしいか」と会社の基本情報
- 原稿はページごとの質問に箇条書きで答え、話した言葉や今ある資料も使う
- 写真はスマホで自分たちを撮り、足りないところだけ素材で補う。人の写真は本人の了解を
- どのページを誰がいつまでに書くかを、構成が決まった日に決める
- データはページごとに分け、写真は元のファイルのまま。パスワードは原稿と別に伝える
格安HP屋は、HP新規制作25万円(税込)・追加料金なしで、テンプレートを使わないホームページを作っています。初稿は実際に動くHTMLでお見せします。「まだ何もそろっていないけれど、相談していい?」という段階でも大丈夫です。お問い合わせから、お気軽にどうぞ。
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