この記事の結論
ホームページ制作の修正が何回まで無料かは、依頼先ごとに決め方が違います。大事なのは回数の多さより、どこまでが無料の修正で、どこからが追加料金かを、見積もりの段階で文字にしておくことです。修正の種類と決め方、追加料金になりやすい場面、修正を少なくするコツ、公開後の頼み方まで、順番に書きました。
目次8の章+よくある質問
結論|修正は「何回まで」より「どこまで無料か」で確かめる
ホームページ制作の修正が何回まで無料かは依頼先によって違うので、回数と一緒に「何が無料の修正に入るか」を見積もりの段階で確かめるのが確実です。「修正は3回まで」と書いてあっても、1回の数え方や、デザインが決まったあとの扱いによって、実際に直せる量はかなり変わります。
先に、この記事で伝えたいことを3つにまとめておきます。
- 修正には種類がある:デザインの修正、文章や写真の差し替え、ページや機能を足す「仕様の変更」、制作側のミスの直しは、それぞれ扱いが違います。
- 決め方は「回数・工程・範囲」:見積書や契約書に、この3つがどう書いてあるかを見ます。書いていなければ、契約の前に聞いて文字にしてもらいます。
- 追加料金になりやすい場面は決まっている:デザインが決まったあとの方向転換、ページや機能の追加、原稿の大きな出し直し、公開後の修正の4つです。
僕ら格安HP屋は、制作中の修正を回数無制限にしています。ただ、回数を決めること自体が悪いわけではありません。回数を決めている依頼先には、費用の見通しが立ちやすいという良さがあります。ここでは、決め方の違いと確かめ方を、できるだけ中立に書いていきます。

ホームページ制作の修正は4種類|扱いがそれぞれ違う
ひと口に修正といっても、デザインの修正、文章や写真の差し替え、仕様の変更、制作側のミスの直しの4つに分かれ、扱いが違います。まずは、自分が頼みたいことがどれに当たるのかを知っておくと、見積書の読み方が変わります。
| 種類 | たとえば | 見積もりで確かめたいこと |
|---|---|---|
| デザインの修正 | 色、文字の大きさ、配置、写真の見せ方を変える | 何回まで、どの工程まで無料か。1回の数え方 |
| 文章・写真の差し替え | 言い回しを直す、写真を入れ替える、情報を新しくする | 公開前の差し替えはどこまで無料か。原稿を丸ごと出し直す場合の扱い |
| 仕様の変更 | ページを増やす、予約や多言語などの機能を足す、ページの構成を変える | 追加の見積もりになるか。いつまでなら途中から入れられるか |
| 制作側のミスの直し | リンク切れ、スマホでの表示崩れ、原稿の写し間違い | 修正の回数に数えないか。公開後いつまで直してもらえるか |
「修正」と「仕様の変更」の境目は、はじめに決めた中身の範囲の中か外か、です。文字の色を変えるのは修正ですが、「採用のページも作りたい」「予約を受けられるようにしたい」は、作るもの自体が増えるので仕様の変更になります。ページの数や機能の数で金額を決めている依頼先なら、途中で増やすと見積もりも変わります。
もうひとつ分けておきたいのが、制作側のミスの直しです。民法には、お金を払う契約で引き渡されたものが契約の内容に合わないとき、直すよう求められるしくみ(追完の請求)があります(562条。請負など売買以外の有償の契約にも559条で準用)。ホームページを完成させて納める形の契約なら、この考え方が当てはまると考えられます。一方で、頼んだ側の指示によって生じたものは、原則として対象になりません(636条)。
言いかえると、「頼んだとおりにできていない」はミスの直しで、「指示どおりだけれど、見てみたら変えたくなった」は要望による修正です。実際の期間や範囲は契約書で決めていることもあるので、まずは契約書を確かめ、個別の判断は弁護士などの専門家に相談してください。見積もりの段階で「ミスの直しは修正の回数に数えない」と確かめておくだけでも、あとの話がずっと楽になります。
修正回数の決め方は3通り|回数・工程・範囲
修正の決め方は、回数で区切る、工程で区切る、範囲で区切るの3通りに分けて考えると、見積書の書き方の違いが読みやすくなります。実際の見積書では、いくつかを組み合わせて書いてあることもあります。このほかに、回数そのものを決めない決め方もあります(表の最後の行)。
| 決め方 | 書き方の例 | 良い点 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|---|
| 回数で区切る | 「デザインの修正は〇回まで」 | 数えやすく、費用の見通しが立つ | 1回の数え方で、直せる量が大きく変わる |
| 工程で区切る | 「デザインの確定後の変更は別途お見積り」 | 決める順番がはっきりする | 「確定」の合図があいまいだと、もめやすい |
| 範囲で区切る | 「文字と写真の差し替えは無料。構成の変更は別途」 | 何が無料かがわかりやすい | 「軽微な修正」など、線引きの言葉があいまいなことがある |
| 回数を決めない | 「制作中の修正は何回でも無料」 | 納得いくまで直せる | いつまでが「制作中」か、公開後の扱いを確かめる |
どの決め方にも一長一短があります。回数で区切る依頼先なら「1回」の中身を、工程で区切る依頼先なら「確定」がいつかを、範囲で区切る依頼先なら「軽微」の中身を、それぞれ具体的に聞いておくのがコツです。
見積書・契約書で確かめる6つの点
修正の条件は、金額と同じくらい大事な見積もりの中身です。次の6つが書いてあるかを見て、書いていなければ、口頭ではなくメールなどの文字で答えてもらいましょう。
- 修正の回数と、1回の数え方(まとめて1回か、1か所ごとか)
- 無料の範囲(デザイン・文章・写真・構成のどこまでか)
- デザインが「確定」するのはいつか。確定したあとの変更の扱い
- 回数や範囲を超えた分の単価、または見積もりの出し方
- 制作側のミスの直しを、修正の回数に数えないか
- 公開後の修正の頼み方(無償の期間、保守契約か都度か)
見積書のほかの項目の読み方はホームページ制作の見積書の見方に、追加料金全般の確かめ方は「追加料金なし」の本当の意味にまとめています。
追加料金になりやすい4つの場面
追加料金になりやすいのは、デザインが決まったあとの方向転換、ページや機能の追加、原稿や写真の大きな出し直し、公開後の修正の4つの場面です。どれも「作り直す量」が大きくなる、という点が共通しています。
① デザインが決まったあとで、方向を変える
ホームページは、まずトップページなどのデザインを決め、その色や文字の決まりをほかのページにも使って組み立てていきます。土台が決まって下のページまで作り進めたあとで「やっぱり全体をもっと落ち着いた色に」となると、作ったページを全部直すことになります。「確定後の変更は別料金」としている依頼先があるのは、このためです。気になる点は、確定の前に出し切っておくのがいちばんの節約になります。
② ページや機能を足す
「採用ページも」「お知らせを英語でも」「予約を受けたい」といった追加は、修正ではなく仕様の変更です。ページ単位や機能単位で金額を決めている依頼先では、そのぶん見積もりが増えます。作っている途中で思いついたら、まず「今から入れるといくらで、いつまでに間に合うか」を聞き、今回は見送って公開後に足す、という選び方もあります。
③ 原稿や写真を、あとから大きく出し直す
ページに流し込んだあとで原稿を丸ごと書き直すと、文字の量が変わり、見た目の調整もやり直しになります。細かな言い回しの直しと、ページ全体の書き直しは、別の作業として扱われることがあります。原稿はできるだけ、流し込む前に社内で確定させておきたいところです。何をいつまでにそろえるかはホームページ制作で準備するもので詳しく書いています。
④ 公開したあとの修正
公開(納品)すると、制作費で受ける範囲はいったん区切りになります。そのあとの修正は、無償の期間があればその中で、過ぎたら保守契約か、そのつどの見積もりで頼むことになります。公開前に気づいた点は、公開前に伝えるのが結局いちばん安く済みます。
修正を少なくするコツ|最初の伝え方と、まとめ方
修正を少なくするいちばんの近道は、作り始める前に目的と好みを伝えておき、修正は社内でまとめてから理由を添えて出すことです。
修正が増えるのは、作る側の腕だけの問題ではありません。最初の聞き取りで伝わっていなかったことが、デザインを見て初めて出てくる、ということがよく起きます。次のことを最初に伝えておくと、1回目のデザインから的を外しにくくなります。
- 目的と、見てほしい相手:「近くに住む共働きの家庭に、見学を申し込んでほしい」くらい具体的に
- 参考にしたいサイト:2〜3つを、「好きなところ」「まねしたくないところ」と一緒に
- 避けたいこと:「高級そうに見えすぎるのは困る」など、好みの反対側も
- 原稿と写真:できるだけ先にそろえる。文字の量や写真の雰囲気で、デザインの見え方は変わります
- 決める人:社内で最終的に判断する人を1人決めておく
修正の指示は「場所・中身・理由」をセットで
修正を伝えるときは、感想だけで終わらせず、場所と直したい中身と理由をセットにすると、1回で伝わります。
| 伝わりにくい例 | 伝わりやすい例 |
|---|---|
| もっと明るい感じに | トップの写真を店内の窓側の写真に替えて、背景の灰色を白に近づけてください。入りやすいお店に見せたいからです |
| なんか違う | 高級に見えすぎるので、料金の安心感が伝わる方向にしてください。料金表をトップにも出したいです |
| 文字を大きく | スマホで見ると料金表の文字が小さく感じます。年配のお客様が多いので、一回り大きくしてください |
指示は小出しにせず、社内の意見を一度まとめてから送るのがおすすめです。何人かの意見がそのまま届くと、Aさんの「大きく」とBさんの「すっきり」がぶつかって、直した箇所をまた戻すことになりがちです。デザインを見る段階ごとに何を確かめるかはデザインカンプとワイヤーフレームの違いに、制作の流れ全体での進め方は制作の期間・流れの記事に書いています。
頼む側が気をつけたいこと|無料のやり直しを求めすぎない
修正は遠慮なく伝えてよいものですが、頼む側にも守りたい線があります。従業員のいない個人(フリーランス)に仕事を頼む場合は、2024年11月1日に施行されたフリーランス・事業者間取引適正化等法で、発注する側の決まりができました。頼む内容や金額、支払期日などは、口頭ではなく書面やメールで示す必要があります。さらに、発注する側が従業員のいる事業者などで、1か月以上の仕事を頼んだ場合は、相手に責任がないのに費用を負担せずに内容を変えさせたり、受け取ったあとにやり直させたりすることが禁止されています(公正取引委員会のフリーランス法特設サイト)。
修正の範囲をはじめに文字で決めておくことは、頼む側を守ることにもつながります。個人と会社のどちらに頼むかで迷っている方は、フリーランスと制作会社、どちらに頼むかも読んでみてください。
公開後の修正|保守契約か、そのつど頼むか、自分で直すか
公開したあとの修正の頼み方は、月額の保守契約の中で頼む、そのつど見積もりで頼む、CMSで自分で直す、の3つです。どれが合うかは、直したいことの量と中身で決まります。
- 月額の保守契約:毎月いくつも直したいことがある、WordPressの更新やバックアップもまとめて任せたい、という場合に向きます。月に何回、どこまで直してもらえるかを必ず確かめます。
- そのつど見積もり:直したいことが年に数回なら、使った分だけ払うほうがむだがありません。単価の目安と、頼んでから直るまでの日数を聞いておきます。
- CMSで自分で直す:お知らせやブログ、営業時間などは、CMSで自分で直せるように作っておくと、費用も待ち時間もかかりません。
注意したいのは、自分で直せる場所と、触らないほうがよい場所の区別です。デザインの部分や、ページの組み立てにかかわる部分を自分でいじると、スマホで崩れたり、ほかのページに響いたりすることがあります。納品のときに「ここは自分で、ここは頼む」を確かめておくと安心です。
CMSのしくみはCMSとは、公開後の更新の回し方はホームページの更新・運用、年間の費用の考え方は維持費・保守費用の相場、作り直さずに一部だけ直す方法は部分修正でできることにまとめています。

格安HP屋に頼むと|制作中の修正は回数無制限・追加料金なし
格安HP屋では、制作中の修正は回数無制限で追加料金もかからず、初稿を実際に動くHTMLで見ながら直していけます。料金はHP新規制作25万円、HPリニューアル30万円、LP制作8万円(すべて税込)で、ページ数や機能の数で金額は変わりません。
流れは、お問い合わせ(聞き取りは30分ほど)、サイトマップとお見積り、デザイン提案、実装・調整、公開・お渡しの順です。デザイン提案では、トップページのデザインを2案お出しします。テンプレートは使わず、一社ずつゼロからデザインするオリジナルです。
初稿は、画像やラフではなく、パソコンやスマートフォンで実際に開いて触れるHTMLの形でお見せします。スマホで文字が読みやすいか、ボタンが押しやすいか、スクロールしたときにどう見えるかを、完成に近い形で確かめてから直せるので、話が早く、「思っていたのと違った」という行き違いが少なくなります。お客様からの評価が高いのも、この点です。URLを開くだけなので、遠方の方や、社内の何人かで見てもらう場合も手間がかかりません。
実装・調整の間の修正も、何回でも無料です。サーバー・ドメインの実費(年1〜2万円ほど。名義はお客様)のほかに、追加の請求はしません。
公開したあとは、納品後30日間(リニューアルは60日間)を無償でサポートし、そのあとは必要なときだけ都度お見積りです。目安は、文字の差し替えなど簡単な修正が1件1,000円〜、デザイン変更やページ追加が1万円〜です。保守は月額0円の都度依頼が基本で、任せたい方には保守管理プラン(月額2万円・税込)もあります。保守管理プランに最低契約期間はなく、必要な時期だけスポットで頼めます。WordPress本体・プラグインの更新、サーバーのセキュリティチェック、定期バックアップ、月10回までの更新作業が入っていて、あとから切り替えることもできます。お知らせ・ブログ・実績などは、WordPressでお客様ご自身が無料で更新でき、更新のマニュアルもお渡しします。
公開(納品)前ならキャンセルの費用は一切かかりません。支払いは納品時の一括で、着手金はいただいていません。納品物に契約の内容と合わない点があれば、納品後30日以内にご連絡いただければ、直すか作り直します。料金の中身は料金、実際に作ったサイトは制作事例でご覧いただけます。
まとめ|修正の条件は、金額と同じくらい大事な見積もりの中身
ホームページ制作の修正は、回数だけでなく、無料の範囲、デザインが確定するタイミング、公開後の頼み方までそろえて確かめると、追加料金で慌てずに済みます。
- 修正には、デザインの修正・文章や写真の差し替え・仕様の変更・ミスの直しの4種類がある
- 見積書では「回数・工程・範囲」がどう書いてあるかを見て、1回の数え方と確定のタイミングを聞く
- 追加料金になりやすいのは、確定後の方向転換、ページや機能の追加、原稿の出し直し、公開後の修正
- 修正を少なくするには、目的と好みを先に伝え、修正は場所・中身・理由をセットにまとめて出す
修正の回数を気にしながらデザインを見るのは、頼む側にとっても落ち着かないものです。格安HP屋では、制作中の修正を回数で区切らず、動くHTMLの初稿を見ながら一緒に仕上げていきます。見積もりだけ、修正の条件を聞いてみたいだけ、という相談でもかまいません。お問い合わせからどうぞ。
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