この記事の結論
文字や写真の差し替え、ページの追加、お問い合わせフォームの手直しくらいなら、たいていは作り直さなくても部分修正で直せます。一方で、スマートフォンに対応していない、更新のしくみが古い、構成から見直したい、という場合は、部分修正を重ねるより作り直したほうが早く済むこともあります。「どのページの・どこを・どう直すか」を具体的に伝えることが、費用と手間をおさえる近道です。
目次9の章+よくある質問
結論|中身の差し替えは部分修正で、作りが古いなら作り直しと比べる
文字や写真の差し替え、ページの追加、お問い合わせフォームの手直しくらいなら、ホームページを作り直さなくても部分修正で直せます。反対に、スマートフォンに対応していない、更新のしくみが古い、構成から見直したい、というように問題がサイト全体に広がっているなら、部分修正を重ねるより作り直したほうが、早く、結果として安く済むこともあります。
「トップページだけ」「スマホ対応だけ」のように範囲をしぼって手を入れることを部分リニューアル、1か所だけ直すことを一部修正と呼ぶこともあります。呼び方はどうあれ、進め方は次の3つです。
- 直したいところを全部書き出す:思いついた順でかまいません。ページごとにメモしておきます。
- 部分修正で直せるものと、作りから直すものに分ける:次の章の早見表を使ってください。
- 具体的に伝えて見積もりを取る:場所・中身・参考をそろえると、金額も日数もはっきりします。
サイト全体を作り直すリニューアルの時期や進め方は、ホームページのリニューアルの記事にまとめています。ここでは、作り直さずに直す時の考え方と頼み方を中心に書いていきます。

部分修正でできること・できないこと|直したいこと別の早見表
部分修正で直しやすいのはページの「中身」を入れ替える修正で、難しいのはサイト全体の「作り」に関わる修正です。直したいことごとに、目安を表にしました。
| 直したいこと | 部分修正で | 気をつけること |
|---|---|---|
| 営業時間・料金・電話番号などの文字 | 直せる(更新のしくみがあれば自分でも) | 同じ情報がほかのページやGoogleビジネスプロフィール、チラシにも載っていないか |
| 写真の差し替え | 直せる | 元の写真と縦横の比率をそろえる。容量を軽くする。使ってよい写真か |
| お知らせ・実績・ブログの追加 | 直せる(更新のしくみがあれば自分で) | 更新のしくみが無いサイトは、毎回頼むことになる |
| ページの追加 | 直せることが多い | メニューやサイトマップ、ほかのページからのリンクも一緒に直す |
| ページの削除・URLの変更 | 直せる | 古いURLから新しいURLへの転送(301リダイレクト)を忘れない |
| お問い合わせフォームの項目や送り先 | 直せる | 直したら必ず送信を試す。届くか、迷惑メールに入らないか |
| https(SSL)への切り替え | 直せる | 中の画像やリンクもhttpsにそろえる。httpで来た人の転送も |
| 色・ロゴ・ボタンなど見た目の一部 | 作りによる | 全ページに関わることが多い。ほかのページとの釣り合いを確かめる |
| スマートフォン対応 | 作りによる。パソコン用だけで作られたサイトは作り直しに近い | 全ページの組み方を変えることになりやすい |
| 構成や導線からの見直し、デザインの一新 | 難しい | リニューアルとして考えたほうが早い |
| 更新のしくみ(WordPressなど)を入れる | 作り直しに近い | 今のページを新しいしくみに移す作業になる |
表のうち、ページの削除やURLの変更は、見落とすと検索から来ていた人の入り口がなくなる修正です。Googleは、検索結果に出ているページのURLを変える時は、できるかぎりサーバー側の永続的なリダイレクトを使うようすすめています(Google 検索セントラル「リダイレクトと Google 検索」)。httpsへの切り替えは、アドレス欄の「保護されていない通信」の表示を消すための修正でもあります。手順は「保護されていない通信」と表示される原因と消し方に、SSLのしくみはSSLとはにまとめました。
営業時間や電話番号のような基本の情報は、ホームページだけ直しても、Googleビジネスプロフィールやチラシが古いままだと、お客様が迷ってしまいます。直す時は、同じ情報が載っている場所を一緒に洗い出しておくと安心です。
作り直した方が早い5つの場合|部分修正を重ねる前に
部分修正を何度重ねても土台が変わらない場合は、作り直しの見積もりと並べて比べたほうが、早く、結果として安く済むことがあります。
1. スマートフォンに対応していない
Googleは、インデックス登録とランキングに、スマートフォン向けのクローラーで読み込んだモバイル版のページの中身を使うと説明しています。そのうえで、作るのも保つのもいちばん簡単な形として、画面の幅に合わせて並びが変わるレスポンシブ ウェブ デザインをすすめています(Google 検索セントラル「モバイルサイトとモバイルファースト インデックスに関するおすすめの方法」)。パソコン用だけで作られたサイトをスマートフォンに合わせるには、多くの場合、全ページの組み方を変えることになり、部分修正の範囲をこえます。くわしくはスマホ対応はなぜ必須かをどうぞ。
2. 更新のしくみが古い、または無い
更新のしくみ(CMS)が無いサイトは、文字を1か所直すにも、毎回だれかに頼むことになります。WordPressで作られていても、本体やPHPが何年も古いままだと、直す前にまず更新の作業が要り、その途中で表示が崩れることもあります。古いWordPressのリスクと見極め方は、古いWordPressを放置するリスクにまとめました。
3. 構成や導線から見直したい
「問い合わせが来ない」「知りたい情報にたどり着けない」という悩みは、1ページの文字を直しても解決しにくいものです。ページの並び、メニュー、問い合わせまでの流れを一度に考え直す必要があるので、リニューアルとして取り組んだほうが話が早くなります。
4. 修正のたびに費用と日数がかかる
小さな修正でも、毎回見積もりを取って何日も待っているなら、サイトの作りそのものが今の使い方に合っていないのかもしれません。自分で更新できる作りに変えれば、その手間とお金を減らせます。
5. 中の作りがわかる人がいない
作った会社と連絡が取れず、ログインの情報も残っていない場合は、直す前に中の作りを調べるところから始まります。調べた結果、直すより作り直すほうが早かった、ということもあるので、両方の見積もりを取っておくと判断しやすくなります。
迷ったら、今年やりたい修正を全部書き出し、それぞれの見積もりを足した合計と、作り直しの見積もりを並べてみてください。部分修正の合計が作り直しに近づくなら、作り直しを考える時期です。
頼む前に確かめること|誰が作り、誰が中に入れるか
部分修正を頼む前に、そのサイトを誰が作り、今どこで動いていて、誰が中に入れるのかを確かめておきましょう。
作った会社にそのまま頼めるなら話は早いのですが、別の人に直してもらう時は、次のものがそろっていないと、見積もりすら出せないことがあります。
- 今の契約:作った会社との保守の契約が続いていないか。続いているなら、その中で直してもらえるのか、ほかに頼んでよいのか。
- ドメインとサーバーの名義:自社の名義か。名義が前の会社のままだと、自社だけでは動けないことがあります(ドメイン・サーバーの名義は誰?)。
- 更新のしくみのログイン情報:WordPressなどの管理画面に入るユーザー名とパスワード。
- サーバーの接続情報:ファイルを直すためのFTPなどの情報。サーバーの管理画面で確かめられることが多いです。
- デザインや写真の権利:契約で、デザインの著作権や写真の使い方がどう決まっているか(ホームページの著作権は誰のもの?)。
ログインの情報を社内の一人しか知らない、というのがいちばん困る形です。わかった情報は、社内で決めた場所に控えておきましょう。更新の担当を決めるところからの考え方は、ホームページの更新・運用のコツにまとめています。
修正の頼み方|場所・中身・参考をそろえて伝える
修正を依頼する時は、「どのページの・どこを・どう直すか」を見ればわかる形で伝えると、行き違いと手戻りがぐっと減ります。
- 場所:ページのURLと、画面のどのあたりか。スクリーンショット(画面の写真)に印を付けると確実です。
- 今と、直したあと:新しい文章は、そのまま貼り付けられる文字の形で。写真はファイルのまま送ります。
- 理由:料金が変わった、問い合わせを増やしたい、など。目的がわかると、ほかの直し方を提案してもらえることもあります。
- 参考:まねしたい見せ方があれば、参考のページのURL。
- 期限:いつまでに公開したいか。
- 確認する人:社内で誰がOKを出すのか。あとから別の人の意見で直し直すと、そのぶん時間もお金もかかります。
メールで頼むなら、たとえば次のような形です(会社名やURL、金額は例です)。
件名ホームページの修正のお願い(料金ページほか2点)
〇〇の△△です。次の2点の修正をお願いします。
1. 料金ページ(https://example.com/price.html)の「基本コース」を、10,000円から12,000円(税込)に変更
2. トップページの営業時間を、10:00〜18:00から10:00〜19:00に変更
直す場所に印を付けた画面の写真を添付しました。10月1日までの公開を希望しています。お見積りと、公開までの日数を教えてください。
修正は、気づくたびに1件ずつ送るより、まとめて1回で伝えたほうが確認の手間が減ります。何回まで直してもらえるのか、どこから追加の料金になるのかは、ホームページ制作の修正は何回まで?も参考にしてください。
部分修正の費用の考え方|何で金額が決まるのか
部分修正の費用は、作業の量だけでなく、中の作りを調べる手間、確かめと公開の手間、急ぎかどうかで変わります。
部分修正の相場は、公的な統計が無く、頼み先と中身で大きく変わるので、この記事では数字を出しません。そのかわり、金額が何で決まるのかを知っておくと、見積もりを比べやすくなります。
- 作業の量:文字を1か所差し替えるのと、ページを1枚足すのとでは、かかる時間がまるで違います。
- 調べる手間:作った人以外が直す時は、中の作りを読み解く時間がかかります。
- 確かめと公開:パソコンとスマートフォンでの見え方、フォームの送信の確認、公開の作業も手間のうちです。
- 素材の用意:写真の切り抜きや、新しい画像を作る作業があるかどうか。
- 急ぎかどうか:ほかの仕事より先にやってほしい時は、別の扱いになることがあります。
料金の出し方も、1件ごと、作業の時間ごと、月額の保守の中に決まった回数が入っている形など、頼み先によってさまざまです。見積もりをもらったら、次の点を聞いておくと安心です。
- 金額は税込か、税抜か
- 「1件」はどこまでの範囲か(同じページの3か所は1件か、3件か)
- 直したあとの手直しは、何回まで入っているか
- スマートフォンでの確認と、公開の作業は入っているか
- 急ぎの時の料金はあるか
見積書の項目の読み方はホームページ制作の見積書の見方、あとから費用が増えやすい場面は「追加料金なし」の本当の意味、毎年かかるお金の全体はホームページの維持費・保守費用の相場が参考になります。
自分で直す時と、直したあとの確認|公開の前後に見ること
更新のしくみがあるサイトなら文章や写真の差し替えは自分でもできますが、直したあとの確認までを一つの作業と考えることが大切です。
自分で直す時の注意
- さわる前に控えを取る:直す前の文章をコピーしておきます。大きく変えるなら、サイト全体のバックアップも取っておきましょう。
- 公開する前に見え方を確かめる:下書きのまま、プレビューでパソコンとスマートフォンの両方の見え方を見ます。
- 写真は軽くしてから載せる:スマートフォンで撮ったままの写真は、ファイルが大きいことが少なくありません。表示が遅くなる原因になるので、幅をしぼって保存し直してから載せます。
- デザインのファイルやプラグインの設定はさわらない:一つの変更が全ページに響くことがあります。迷ったら、作った人に聞いてからにしましょう。
直したあとに確かめる5つのこと
- パソコンとスマートフォンで、直したページが崩れていないか
- ページの中のリンクやボタンが、正しい先に飛ぶか
- お問い合わせフォームを直したなら、実際に送って届くか
- 同じ情報を載せているほかのページや、Googleビジネスプロフィールも直したか
- URLを変えたり消したりしたなら、古いURLから新しいページへ転送されるか
頼んで直してもらった時も、この5つは自分の目で見ておくと安心です。写真の選び方と軽くし方はホームページの写真素材、ページが重い時の見直し方はホームページの表示速度を速くする方法にまとめています。

格安HP屋に頼むと|作ったサイトは1件1,000円〜、全体はリニューアル30万円
格安HP屋で作ったサイトは、納品後30日間(リニューアルは60日間)の無償サポートのあと、1件ごとのお見積りで直しています。
目安は、文字の差し替えなど簡単な修正が1件1,000円〜、デザインの変更やページの追加が1万円〜です。基本は月額0円の都度依頼ですが、直すところが毎月出る方には、月額2万円(税込)の保守管理プランもあります。保守管理プランに最低契約期間はなく、必要な時期だけスポットで頼めます。WordPress本体・プラグインの更新、サーバーのセキュリティチェック、定期バックアップに加えて、更新作業が月10回まで入っていて、あとから切り替えることもできます。お知らせやブログ、実績の更新は、WordPressでお客様ご自身が無料でできるように作り、更新のマニュアルもお渡ししています。
この1件1,000円〜などの料金は、僕らが作ったサイトのお話です。ほかで作ったサイトを直したい時は、今のサイトを分析して作り直すHPリニューアル(30万円・税込)としてご相談ください。作り直しの設計、全ページの移行、URLの転送(リダイレクト)、SEOの引き継ぎまで入っていて、ページ数や機能の数で金額は変わらず、追加料金もかかりません。僕らはテンプレートを使わず、一社ずつゼロからオリジナルでデザインします。初稿は実際に動くHTMLのデザインでお見せするので、今のサイトと見比べながら、パソコンでもスマートフォンでも確かめられます。新しく作る場合は25万円(税込)で、サーバーとドメインは別に実費(年1〜2万円ほど)です。
「部分修正で足りるのか、作り直すべきか」の段階でもかまいません。お問い合わせから、直したいところをそのまま送ってください。相談と見積もりは無料です。料金の中身は料金、これまで作ったサイトは制作事例で見られます。
まとめ|まず直したいところを書き出す
作り直すかどうか迷ったら、まず直したいところを全部書き出し、部分修正で直せるものと作りから直すものに分けてみてください。
- 文字・写真・ページの追加・フォーム・httpsへの切り替えは、部分修正で直せることが多い
- スマホ対応・更新のしくみ・構成からの見直しは、作り直しと比べて決める
- 頼む前に、契約・名義・ログインの情報・権利を確かめる
- 頼む時は、場所・中身・理由・参考・期限・確認する人をそろえる
- 費用は作業の量・調べる手間・確かめと公開・急ぎで決まる。「1件」の範囲と税込かどうかを聞く
僕ら格安HP屋は、HP新規制作25万円・リニューアル30万円(どちらも税込)で、追加料金はかかりません。テンプレートを使わないオリジナルのデザインを、初稿から動くHTMLでお見せしています。直すか作り直すかで迷ったら、お問い合わせからどうぞ。
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