この記事の結論
ホームページの予算で変わるのは、主に「誰が、どこまで作り込むか」です。10万円前後なら自作やテンプレートが中心、30万円前後ならフリーランスや小規模の制作会社に頼めて、頼み先によってはオリジナルのデザインも選べます。100万円を超えると、調査や原稿・写真づくりまで任せられるようになります。予算は制作費だけでなく、5年分の維持費を足した総額で考えるのがおすすめです。
目次9の章+よくある質問
結論|予算で変わるのは「誰が、どこまで作り込むか」
予算10万・30万・100万円の違いは、主に頼み先と、設計・デザイン・原稿や写真・機能をどこまで作り込んでもらえるかの違いです。
ホームページの制作費は、ほとんどが人の手間の代金です。予算が増えるほど関わる人と時間が増え、任せられる範囲が広がっていきます。ざっくりまとめると、次のとおりです。
- 10万円前後:自作やテンプレートが中心。数ページの「名刺代わり」のサイトを、早く持ちたい人向け。
- 30万円前後:フリーランスや小規模の制作会社に頼める帯。頼み先によっては、オリジナルのデザインで必要なページをそろえられる。
- 50万〜100万円:構成づくりから一緒に考え、ページ数や機能、原稿や写真の手伝いを増やせる。
- 100万円以上:調査や戦略づくり、取材・撮影、システムの作り込み、公開後の分析まで任せられる。
ただし、同じ30万円でも、頼み先によって中身はかなり違います。金額の数字だけでなく、何が含まれているかで比べるのが大事です。依頼先ごとの相場の全体像はホームページ制作費用の相場にまとめました。僕ら格安HP屋の新規制作(25万円・税込)も、この分け方でいえば30万円前後の帯に入ります。そのうえで、できるだけ中立に書いていきます。

予算別の早見表|頼み先・ページ数・デザイン・機能・サポート
予算ごとの違いを、頼み先や作り方、ページ数、デザイン、機能、更新、サポート、向く人といった点で並べると、次の表のようになります。
| 比べるところ | 10万円前後 | 30万円前後 | 50万〜100万円 | 100万円以上 |
|---|---|---|---|---|
| 主な頼み先 | 自作、フリーランスや格安プランの一部 | フリーランス、格安・小規模の制作会社 | 小規模〜中堅の制作会社 | 中堅〜大手の制作会社、広告代理店 |
| 作り方 | 作成ツールやテンプレートに、文字と写真を入れる | テンプレートの調整か、オリジナルか(頼み先しだい) | 構成から考えて、オリジナルで作る | 調査・戦略づくりから、分業で作り込む |
| ページ数の目安 | 1〜5ページほど | 5〜10ページほど | 10〜30ページほど | 数十ページ以上 |
| デザイン | ひな形の色・写真・文字の差し替え | ひな形の調整から、オリジナルまで | オリジナル。下の階層のページまで作り込む | ブランドの考え方から形にする |
| 機能 | 問い合わせフォーム程度 | フォーム、お知らせ・ブログ、スマホ対応 | 事例の一覧、採用、外部の予約サービスとの連携など | 会員・決済・社内システムとの連携なども |
| 原稿・写真 | 自分で用意 | 自分で用意することが多い | 整理や選び方を手伝ってもらえることも | 取材・撮影・文章づくりまで任せられることが多い |
| 更新 | ツールの管理画面で自分で | CMS(WordPressなど)で自分で | CMSで自分で、または更新を頼む | 更新や分析まで任せる形も |
| 公開後のサポート | 自分で調べることが多い | 一定期間の対応など、頼み先による | 保守契約を選べることが多い | 専任の担当がつくことも |
| 向く人 | まず早く、安く持ちたい | 必要な情報をきちんと載せたい中小企業・お店 | 集客や採用に本格的に使いたい | サイトの規模が大きい、関わる部署が多い |
表の数字は一般的な目安で、特定の会社の料金ではありません。同じ予算帯でも、頼み先によって中身は上下します。特に30万円前後は幅が広く、テンプレートに近いものからオリジナルまでが混ざっている帯です。ページ数の決め方はホームページは何ページ必要?で目安を書いています。
予算10万円前後のホームページ|できること・できないこと
予算10万円前後なら、作成ツールやテンプレートを使って、数ページの「名刺代わり」のサイトを持つところまでが現実的な範囲です。
自分で作る場合、ツールの利用料やドメイン代のほかにかかるのは、自分の時間です。文章を考え、写真を選び、ページを組み立てて、スマホでの見え方を確かめる。慣れていないと、ここに何日もかかります。本業の時間をどれだけ回せるかも、予算の一部と考えておくといいでしょう。ツールの選び方はホームページ作成ツールの比較、WordPressで自作する場合はWordPress自作か制作会社かで比べています。
10万円前後で頼める先もあります。その場合は、テンプレートを使う、ページ数が決まっている、原稿や写真は自分で用意する、修正の回数に上限がある、といった条件がつくことが多いようです。「初期費用0円・月額◯円」の形で最初の支払いを抑えるサービスもありますが、こちらは月額を払い続けた総額で考える必要があります。比べ方は月額制ホームページと買い切りの比較をどうぞ。
10万円前後が向いている場合
- 開業したばかりで、まず連絡先とサービスの内容が載ったページがほしい
- 自分で手を動かすのが苦にならず、時間も取れる
- いずれ作り直すつもりで、まず反応を見たい
反対に、同業と比べられる場面が多い、採用にも使いたい、検索から問い合わせを集めたい、という目的があるなら、10万円前後では物足りなくなりがちです。一人で事業をしている方の考え方は個人事業主のホームページ費用にまとめました。
予算30万円前後のホームページ|小規模の制作会社に頼める
予算30万円前後になると、フリーランスや小規模の制作会社に頼めるようになり、頼み先によってはオリジナルのデザインで必要なページをそろえられます。
会社やお店の基本の情報、サービスと料金、事例、問い合わせのページ。中小企業やお店が「ちゃんとしたホームページ」と聞いて思い浮かべる中身なら、この帯でも十分に作れることが多いです。お知らせやブログをCMS(WordPressなどの更新のしくみ)で自分で書き換えられる形も、この帯から選びやすくなります。
一方で、30万円前後は中身の差が大きい帯でもあります。テンプレートを少し調整しただけのものもあれば、一社ずつゼロからデザインするものもあります。金額だけ見て決めず、次の点を確かめてから比べてください。
- デザインはテンプレートか、オリジナルか
- ページ数や修正の回数に上限があるか、超えたらいくらかかるか
- お知らせやブログを、自分で更新できるか
- ドメインとサーバーは、誰の名義で契約するか
- 公開後の修正は、誰に、いくらで頼めるか
見積もりで見落としやすい費用はホームページ制作の追加費用、項目の読み方はホームページ制作の見積書の見方で説明しています。
予算50万〜100万円、100万円以上|お金をかけると何が変わる?
予算が50万円を超えてくると、構成づくりや原稿・写真の手伝い、ページや機能の追加など、作る前の準備と中身にかけられる手間が増えていきます。
50万〜100万円
頼み先と一緒に、誰に向けて何を伝えるかを整理するところから始められる帯です。事例や採用のページを充実させる、下の階層のページまでデザインを作り込む、原稿の整理や写真選びを手伝ってもらう、外部の予約サービスとつなぐ。集客や採用にサイトを本格的に使いたい会社なら、検討しやすい範囲だと思います。
100万円以上
中堅の制作会社で100万〜300万円程度、大手の制作会社や代理店で300万〜1,000万円以上が目安です。市場やお客様の調査、ブランドの考え方づくり、取材や撮影、文章づくり、会員や決済などのしくみの作り込み、公開後の分析や改善の提案まで、専門の人が分担して進めます。サイトの規模が大きい、社内で関わる部署が多い、ブランドを一から見直したい、という場合に向く帯です。
逆にいえば、会社案内とサービスの紹介が中心で、原稿や写真を自分たちで用意できるなら、100万円以上の帯を選ばなくても目的は果たせることが多いはずです。高いほど成果が出る、という単純な話ではありません。
金額の差が出る6つのところ
同じページ数でも見積もりの金額が違うのは、設計、デザインの作り込み、原稿と写真、機能、進行の管理、保守の6つにかける手間が、頼み先ごとに違うからです。
- 設計:誰に向けて、どのページに何を載せるか。聞き取りの深さや、構成を何度練り直すかで手間が変わります。
- デザインの作り込み:テンプレートの差し替えか、オリジナルか。トップページだけをデザインするか、下の階層のページまで作り込むか。
- 原稿と写真:自分で用意するか、取材・撮影・文章づくりまで頼むか。ここを頼むかどうかで、金額は大きく動きます。
- 機能:問い合わせフォームだけか、予約・会員・決済・多言語なども要るか。外部のサービスを使うか、一から作るかでも違ってきます。
- 進行の管理:打ち合わせの回数、関わる人の数、社内の確認の段階。確認する人が多いほど、進行の手間は増えます。
- 保守:公開後の更新、バックアップ、セキュリティの確認をどこまで含めるか。制作費に含めるか、月額で別にするかも頼み先しだいです。
見積もりを比べるときは、この6つが「含まれているのか」「自分でやるのか」をそろえてから金額を見てください。そうしないと、安く見えた見積もりが、実は原稿も写真も自分で用意する前提だった、ということが起こります。
予算の決め方|目的・回収の見込み・5年の総額で考える
予算は「いくらなら出せるか」だけで決めず、目的、回収の見込み、維持費を含めた5年の総額の3つから考えると、あとで後悔しにくくなります。
1. 目的を1つに絞る
問い合わせを増やしたい、採用に使いたい、取引先に信用してもらいたい。目的によって、必要なページも、お金をかけるべきところも変わります。全部を一度にかなえようとすると、予算はすぐに膨らむもの。いちばんの目的を1つ決めて、それ以外はあとから足す順番がおすすめです。
2. 回収の見込みをざっくり出す
たとえば、1件の仕事の粗利(売上から材料費などを引いた利益)が5万円なら、ホームページ経由の仕事が年に2件増えれば年10万円、5年で50万円になります。これは考え方の例で、ホームページを作れば仕事が増えると約束するものではありません。それでも「何件増えたら元が取れるか」を一度計算しておくと、予算の上限を決めやすくなります。
3. 維持費を足した「5年の総額」で比べる
ホームページは作って終わりではなく、ドメインとサーバーの費用が毎年かかり、保守を頼めば月額もかかります。制作費だけで比べると、あとで思わぬ差が出ます。
| 払い方 | 最初に払うもの | 毎年・毎月かかるもの | 5年の総額 |
|---|---|---|---|
| 買い切り+都度依頼(格安HP屋の新規制作の場合) | 25万円(税込) | サーバー・ドメインの実費 年1〜2万円ほど。保守は月額0円 | 30万〜35万円ほど(ほかに、頼んだ修正の費用) |
| 買い切り+月額の保守(例) | 50万円 | 保守 月1万円、サーバー・ドメイン 年2万円 | 50万+60万+10万=120万円 |
| 初期費用0円の月額制(例) | 0円 | 月1万円(サーバー・ドメイン込みとした場合) | 60万円(最低契約期間や解約時の費用は別に確認) |
「例」の2つは計算のための仮の数字で、特定の会社の料金ではありません。維持費の中身はホームページの維持費・保守費用の相場、公開後の更新の考え方はホームページの更新・運用で書いています。
予算内で満足するためのコツ
- 最初は必要なページだけにする:お知らせや事例は、あとから足せます。最初から全部そろえようとしないこと。
- 原稿と写真は自分で用意する:頼めば費用がかかる部分です。スマホで撮った写真でも、明るい場所で撮れば使えることは多いものです。
- 1ページで足りるならLPにする:1つのサービスや催しを伝えるだけなら、LP(1枚で完結する縦長のページ)という選び方もあります。くわしくはLP制作の基本を。
- 見積もりは総額と中身でそろえる:含まれるもの、追加料金の条件、5年の総額を並べて比べる。
- 補助金を調べる:条件が合えば、自己負担を減らせることがあります。
補助金の例をひとつ挙げると、小規模事業者持続化補助金(一般型・通常枠)の第20回公募は、補助率が原則3分の2、補助上限が50万円(特例による上乗せあり)です。公募要領によると、ホームページなどのウェブサイト関連費は、補助金の額で30万円(税込)までで、それだけでは申請できず、ほかの経費と一緒に申請する決まりです。対象になるのは交付決定日以降に発生し、期間中に支払いを終えた経費だけで、補助金は後払い。申請の受付は2026年11月5日から12月15日までの予定です。窓口は、商工会議所地区の事務局と商工会地区の事務局に分かれています。使い方の注意は持続化補助金でホームページを作る、ほかの制度はホームページ制作と補助金をどうぞ。

格安HP屋に頼むと|25万円(税込)に入るもの
格安HP屋の新規制作は25万円(税込)で、ページ数や機能の数で金額が変わらず、次のものがはじめから入っています。
- テンプレートを使わず、一社ずつゼロから作るオリジナルのデザイン
- 必要なページ数だけの複数ページ(ページを増やしても料金は同じ)
- WordPress(お知らせ・ブログ・実績などをご自身で無料で更新できます。更新のマニュアルつき)
- お問い合わせフォーム(迷惑メール対策・自動返信・Slackへの通知など)と、資料ダウンロード機能
- スマホ最適化
- 多言語対応(日本語・英語・中国語・韓国語の4言語まで。2022年4月から標準)
- SEOの基本(構造化データ(検索エンジンに内容を伝える記述)・サイトマップ(ページの一覧)・OGP(SNSで共有されたときの見え方)・GA4(アクセス解析)の設定)と、ChatGPTなどのAI検索に読まれやすい作り。検索順位の約束はしません
- 制作中の修正は回数無制限・追加料金なし。納品後30日間は無償でサポート
予約や動きのある演出なども、同じ料金の中で考えます(外部の予約サービスなどを使う場合、その利用料はそのサービスへのお支払いです)。料金の外でかかるのは、サーバー・ドメインの実費(年1〜2万円ほど・お客様名義)だけ。原稿と写真はお客様にご用意いただき、いただいた原稿の流し込みまでが料金の範囲です。
初稿は、画像やラフではなく、実際に動くHTMLのデザインでお見せします。パソコンやスマートフォンでURLを開くだけなので、予算の中でどこまでできたのかを、完成に近い形で確かめられます。早見表でいえば30万円前後の帯ですが、「予算は決まっているけれど、テンプレートでは物足りない」という方に向けて、この中身にしました。
1ページで足りるならLP制作(8万円・税込。お問い合わせフォーム・スマホ最適化・GA4の設定込み)、今あるサイトの作り直しならリニューアル(30万円・税込。今のサイトの分析、全ページの移行、URLの転送、SEOの引き継ぎ込み)もあります。作ってきたサイトは制作事例、業種ごとの見本はデザインイメージ、料金は料金プランをご覧ください。
まとめ|予算は「中身」と「5年の総額」で決める
予算10万・30万・100万円の違いは頼み先と作り込みの量の違いなので、金額の数字より、何が含まれて5年でいくらになるかで決めると失敗しにくくなります。
- 10万円前後は自作やテンプレートが中心。自分の時間も予算のうちと考える
- 30万円前後は頼み先による中身の差が大きい。テンプレートかオリジナルかを確かめる
- 50万〜100万円、100万円以上は、設計や原稿・写真、機能の作り込みにお金がかかる
- 予算は目的・回収の見込み・5年の総額から考え、補助金も調べておく
格安HP屋の新規制作は25万円(税込)・追加料金なしで、オリジナルのデザイン、必要なページ数、WordPress、フォーム、多言語、SEOの基本まで入った料金です。「予算30万円で、ここまでやりたい」「まずLPで始めて、あとで広げたい」といったご相談も、見積もりは無料です。お問い合わせからお気軽にどうぞ。
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